イけないボクは上手に鳴きたい【単行本版】
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イけないボクは上手に鳴きたい【単行本版】

にゑ

とりあえず、まろんさんの顔が良い

ネタバレ
2023年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメンカメラマンのまろん×不感症のリーマン・夢仁のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計223ページ。電車の中で痴漢にあっていた夢仁を助けたまろんさん。実は夢仁が不感症だと知り、その克服を手伝うことになって…。既刊「花と嵐と〜」の鷹丘兄弟の長男で、「あなた〜」にもチラッと登場していたイケメンまろんさんがメイン。既刊2冊とふんわり繋がるところはありますが、今作だけでも楽しめるかと思います。既刊2冊と比べて評価が割れていたので購入を躊躇していたんですが、やっぱり気になってセール中にポチり。いや〜やっぱりにゑ先生の作画がめっちゃ好みで、しかもまろんさんみたいなちょっとオラついた感じの攻めが大好きなんですよね。最初夢仁を痴漢から助ける時もめっちゃ格好良かったです。不感症の夢仁の不感具合もすごいし、それに立ち向かうまろんさんも面白かった。…と最初の方はとても良かったんですが、夢仁の双子の兄・ゆいちが登場した辺りから、何となく評価が分かれるのも分かる気が。個人的に普通の3Pは地雷ではないし、兄弟ものも大丈夫なんですが、今回の場合はそこにちゃんとした愛情がなかったのがイマイチ萌えられなかった原因なのかな。好意を自覚してないとは言え、自分が今関係を持っている人が、たとえ自分の不感症を克服する目的だったとしても、元カレと致してるのを見るのはちょっと共感できなかったです。あと、まろんさんに本命が別にいるという設定も、なんか他の設定じゃだめだったのかなー。最低でもきっぱり過去の話という設定にしてほしかったし、しかも相手がまさかのアヤちゃんというのもびっくりでした。
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