このレビューはネタバレを含みます▼
カースト１軍に属する五十嵐くんと、カースト中〜下位（？）に位置する椿ちゃんの話。１軍男子と下位の女子の少女漫画は割とありますが、この漫画の良さは程よいリアル感。椿ちゃんは本当に良い子で、でも現実離れしておらず、こういう子いそうでいない…という魅力になっています。よくある少女漫画だと、地味設定でもやはり主人公の顔は可愛く描かれていますが、この話はもちろん椿ちゃんはかわいいけれど、顔はやはり地味目。絡んでくる一軍女子はやはり椿ちゃんより派手な顔でかわいい。でも、椿ちゃんの優しさや強さで、魅力的に感じます。五十嵐くんも同様です。もちろん現実にこんな人いたらスゴイと思うものの、彼もまた完璧超人ではない感じ。脇役のキャラも多面的に描かれていて、こういう子いるな〜と思わせてくれます。41話では、付き合い始めた2人にあれこれ外野がうるさく言い、他クラスの生徒にまで椿ちゃんが絡まれます。最後に五十嵐くんが駆けつけているっぽい感じだったので、難を切り抜けるのかなと思います。危機一髪で駆け付ける五十嵐くんがカッコいいのはもちろんのこと、意志が弱そうなのに芯が強い椿ちゃんもかっこいいです。きっと、この先は、椿ちゃんの成長によって、五十嵐くんと似合いのカップルなんだと少しずつ周囲を納得させていくのだと思います。続きが楽しみです。
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