東京卍リベンジャーズ
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東京卍リベンジャーズ

和久井健

最終巻の駆け足感が半端ねぇ!!

2023年1月26日
表紙を見て「わぁ、不良グループの抗争ってやつ?」と食わず嫌いを発揮しそうになったけども、実写映画観てイケメン俳優をこれでもかと使っていたのと、内容が面白かったので読み始めてしまった。そう!不良グループの抗争も大半ではあるけどもそれだけじゃない!!タイムリープありのサスペンスミステリーが話の主軸になっている。不良の抗争とタイムリープと犯人探しとで内容がてんこ盛りな上に出てくるキャラクター達が皆んな良き味出していて、大半が仲間思いの憎めない奴ばかり。不良なのになんかカッコいい、愛着が湧き始めてしまってお話に引き込まれていく。お話は途中で一段落を迎えるのだが、主人公が「皆んなが幸せじゃなきゃ駄目なんだ!」とヒーロー精神をフルスロットルするもんだから第二章へ。読者によるとここで終わりで良かったんじゃね?と中弛み感を抱くかもだが実はこの第二章が最終章。この最終章も驚きの展開がありすぎて、最終巻に近づくにつれていよいよ今までの伏線回収をしていく、謎解きがされていくと思っていたけども、うん、ちゃんと謎解きされるけども、それをされてからの終わりへの流れが爆速なんだよ!!端折りすぎなんだよ!!伏線回収も取りこぼし感が否めないし!沢山のキャラクター達が出てきたけども全キャラ使いこなせてない感が半端ないし!なんか、後日に開かれる東リベの展覧会で本作で描かれなかった話が展示されるとあるけども、何?!この最終巻の駆け足は商業目的によるもの?!と勘繰ってしまう。この作品、本当に面白かった!!だから、駆け足感を否めない終わり方だけが本当に残念。本当に。。。
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