治癒の力が尽きた少女は敵国の魔術師に拐われる【シーモア限定特典SS付】
おおまななせ/カグユヅ
このレビューはネタバレを含みます▼
Web掲載は好きで読んでました。119ページ挿し絵なし。治癒魔法の使い手ヒロインと囚われた王子ヒーロー。ヒーローはヒロインに治癒魔法を中途半端にかけられたことで執着が芽生える。牢が火事になり、囚人達を救うため治癒魔法を使い切ったヒロインはヒーローに助けられ…という話。改めて書籍版も読みましたが、Web版が完璧に纏まっていた分、間延びというかダラダラ感が拭えず読むのがしんどかったです。例えて言うなら番外編SSが何個も続いてる感じ。更に疑問というか腑に落ちない点をいくつか。1→ヒーローからは執着は感じるけど愛情は伝わってこない。ヒロインの言うように、能力だけを欲してると思われても仕方ないのでは？2→誰がヒーローを陥れたか分からないのに、その件をコンスタンスにバラしてよかったの？3→拉致された時、カイの言ってることはごもっともで、そのままカイと一緒になる未来もありなのでは？4→散々引っ張った割に内通者がいまいち。もっと意外な人物でお願いしたかった。5→本当にヒロインはビクティルの子供なの？6→ヒロインはいつからヒーローに惹かれた？7→TLジャンルの割にH描写がぬるすぎる。以上です。Web版が良すぎたのでこちらも購入しましたが、失敗だったかもしれません。辛口で申し訳ありません。
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