ロマンチック・ラメント
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ロマンチック・ラメント

左藤さなゆき

2巻まで読むべし

ネタバレ
2023年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻を読んでようやくスッキリしました
1巻を読む限りでは誠臣に対してもやもやが残るのみで、一番の加害者でなのになにをしれっと「話せないかな?」と声掛けてんの??自分が旭に植え付けたトラウマわかってないの?恋人幼馴染からダブルで裏切られる辛さわからないの??ようやく立ち直れそうな時になんで邪魔するの?と思っていましたが、2巻になり、少しは人の心、良心を持ち合わせていたんだな、とわかり、溜飲が下がりました
運命が悪いわけでないですが、旭への運命の二人の仕打ちがどうにも許せなくて、幼馴染の謝罪すらも「なに自分だけ謝って楽になろうとしてるの?謝られると受け入れない方が心狭いみたいに思われるじゃん」と素直に受け止められませんでした(笑)
煌臣と出会うためにこの試練があった、とも思えなくもないですが、やはり強烈なトラウマ、ショックを植え付けられた事に代わりはないので、運命のお二人が結局はうまくいかなくなったのはなるべくしてなった、としか思えません
(他の方も仰っていますが私もだいぶ性格が悪いな、と思います)
逆に、人の心犠牲にしてまで手に入れた関係なんだから、未だ旭の事が忘れられなくても違和感あっても添い遂げるのが旭に対する誠意なんじゃないの?と思ったりも…

煌臣がスパダリ過ぎて旭の事を好き過ぎて、上記内容でもやもやしている私の性格の悪さもなにもかもを浄化してくれる感じです(笑)
従兄弟君は本当になんといえばいいのか、直接的ではないものの誠臣らの被害者だよなぁ、と
「普通」なら「運命の番」はキラキラとして幸せなものである筈のに「怖い」とまで思われるなんて…彼の未来に幸あれ、です
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