ブルースカイコンプレックス番外編 インディゴブルーのグラデーション
本編以上にゆったり贅沢な気分が味わえる





2023年1月29日
沼落ちして2年が経ち、まだまだ初級者と心得ていますが、右も左も分からなかった頃に比べてBLや出版業界についても色々分かってきた今日この頃。最近ようやく《同人誌》の何たるかが(ぼんやり)理解できるようになってきて、多くの作品にある『番外編』が《同人誌》の流れからくるのだと知りました。そういう意味で「番外編を電子で読めるって、色々な方々の力添えがあって初めて成る、ありがたいこと」なんだなぁと、感謝の気持ちでいっぱいです。本編でも空気感というか、独特な時間の流れを感じるようなコマ割り、セリフ量ですけど、『番外編』は、その辺がより贅沢に味わえる気がします。何気ない日常の何気ない会話から二人の心地よい息づかいが聞こえるようで、幸せな気分になりました。私は特に1巻の遊園地編と2巻の同じシーンをチカと夏生の視点切り替えで書かれた回が好きです。どちらも「嬉し恥ずかし…でも楽しそう」で、こちらまで優しい気持ちになれます。

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riri さん
(女性/40代) 総レビュー数:220件