恋と地獄【合冊版】
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恋と地獄【合冊版】

今井大輔/COMIC ROOM

主人公が自分は悪くないと思ってる点が不快

ネタバレ
2023年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 妻がいるのに他の女の子に手を出す男は最低。
これはもう、大前提ですが、主人公だって、妻がいると知りながら男と関係を持ってる時点で、普通にどっちも悪いでしょ。

それでも惹かれてしまう、理屈では制御できない気持ちとか、雑に終わらされたら悲しくて痛いとか、そういう気持ちは普通の恋となんら変わらないとは思います。

それで、雑に捨てられて、捨てられた理由は、元々敵うわけがなかった、負けて元々の"家庭"ではなく"次の不倫相手が見つかったから"で、その新しい女相手に、自分をゴミ呼ばわりして笑い者にしてる現場に出会したら、自分は本気で恋していた分、怒りに変わるのも、痛い目見たらいいのにと思う気持ちも分かります。

でもだからって、相手をありもしない犯罪者に仕立て上げるのはないわー。主人公の性格の陰湿さが気持ち悪くて怖くて吐き気催す。

自分も合意で不貞行為を楽しんでた癖に、レ◯プという、一方的な性の被害者を装うとか、完全にヤバいサイコパス。

ついちゃいけない嘘ってあると思う。本当に性被害にあって苦しんでいる人には、許し難い行い。そんな事を、ただ自分を捨てた男への仕返しとしてやらかす主人公に、嫌悪感しか感じない。

モテるんで調子に乗ってる不貞男に、恋心を弄ばれた女の子が仕返しする、スカッとする話は嫌いじゃない自分でも、これはない。

ヒルが面白かったので、読んでみたのだけど、あれはよく考えたら原作者がいて作画担当だった。
別に作画自体は好きじゃないし、もう買わない。
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