このレビューはネタバレを含みます▼
フォロー様方のレビューを見て、出版社さん限定のセール中に購入しました。高校の同級生の藤田×林のお話で、表題作のみ全7話+描き下ろしで合計188ページ。隣のクラスの藤田にずっと片思いしていた林が、高校卒業の日、藤田本人から自分のことが好きだったのか聞かれてしまい…というお話。まさか自分のことを好いてくれているとは夢にも思っていなかった林が、相手の一挙手一投足で舞い上がったり落ち込んだり、恋する気持ちがすごい丁寧に描かれています。そういう意味では少女漫画的なキュンに近いのかな?でも事後のラーメンはやっぱりボーイズならではですね。相手のことを考えて嬉しくなったり、会えなくて寂しくなったり、でも気遣いすぎて言えなかったり。藤田の方は一見ポーカーフェイスで分かりにくいけど、態度の端々に愛情が溢れているのが読み取れて、すごく萌えました。お風呂で林をバックハグした時の藤田の表情とか、ギュイーンとなりました。言葉が足らずにちょっと勘違いしたりもありますが、すごい盛り上がったりドラマチックな展開があるわけではないので、そういうアップダウンがある作品が好みな方には少し物足りないかもですが、爽やかボーイズのキュンラブが好きな方にはハマる作品だと思います。