ぴゅあ
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ぴゅあ

森世

短いけど!

ネタバレ
2023年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLアワード2023表紙デザイン部門ノミネートおめでとうございます。
森世先生の御本でこの表紙、なかなか読むのに躊躇しましたが、思っていたより「ぴゅあ」のタイトルに忠実で純愛でした。
表題作+短編2作です。

表題作、元誘拐の被害者である環×誘拐犯の悠海。
悠海が家に軟禁していた環を外に連れ出したことがきっかけで通報され、前科者となった悠海。刑期を終えて出所してから今度は環に監 禁されるストーリーです。
環が悠海に執着するのは、ストックホルム症候群のようなものなのかなと私も思っていましたが、環の家庭環境の悪さも見てとれるし、悠海への手紙にも綴られていた通りに環にとっては悠海の傍いた頃が一番幸せだったからなんだなと思います。
それがハタから見れば異常でも、本人たちにとっては正解なんだなと。
環にとって信頼できるのは悠海だけなんです。
すごく切なくなりました。
前後編の80ページほどしかないけど、心に刺さる作品でした。
短編1作目は、底辺動画配信者・初郎×スタッフの紺平。バズるために紺平を使って夜の公園で露出プレイを行ううちにやっちゃうストーリー。
生配信中に煽られてしてしまう流れがそのまま配信されちゃって、おバカで憎めません。
短編2作目、青少年シリーズ。こちらもおバカで可愛かったです。
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