自己肯定感が高すぎる公爵様が溺愛して放してくれません!
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自己肯定感が高すぎる公爵様が溺愛して放してくれません!

こいなだ陽日/笹原亜美

自信と前向きさに満ちたヒーロー

ネタバレ
2023年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ソーニャ感はあまりない、前向きで自信に満ちたヒーローに合わせたポジティブなラブコメといった内容です。ストーリーの肝となる身代わりの最終的な落としどころについては、高度情報化社会の現代の感覚では無理があると思いつつも、蒸気機関車が最先端な文明の世界観ですので、まあアリかなぁ。何より、ヒーローとヒロインに幸せになってもらいたいと思える作品だったので、多少のご都合主義感はあってもうまくいったことの嬉しさ、安堵感の方が勝ります。個人的には本編のヒーロー視点も読んでみたかったです。それくらい、とても魅力的なヒーローでしたし、ヒロインも鈍感すぎない程よく真面目なキャラでした。
最後に挿し絵について。表紙は正直微妙だと感じたのですが、本編中の挿し絵についてはしっかり筋肉のついたでもガチムチすぎないヒーローに肉感的なヒロインと身体の描写がとてもよく、いい意味で表紙とは全然違いました。
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