このレビューはネタバレを含みます▼
ゲイの青年米兵・ジム×キャバレーのボーイ・征。1950年日本、米兵相手のキャバレーで働く征は、征に一目惚れしたという好青年米兵・ジムと出会う。心に戦争の傷跡を残した征は新天地を求めてジムを利用することを思い付き、恋人として付き合うことに。すごいよかった。ジムが分別ある優しい人で、征の気持ち重視で挑発も強がりも包み込む包容力があったかい。ジムとの心地よい時間が征の心を徐々に溶かしていって、やっと心が重なったかと思われた矢先の悲しい離別が胸に痛かった。征やジムの背景をもっと掘り下げて欲しかったとも思うけど、幸せなラストでほっとしたので満足!栄吉の笑顔に泣いた。亡くなった人達の分も、二人でずっと幸せに暮らして欲しい。