このレビューはネタバレを含みます▼
闇オークションネタなのにしんど過ぎないテンションなのがすんごい好きです。
闇オクネタと言えば主に突然フィジカル面で死んだ方がマシな酷い事をされている所を救い出す様なイメージでしたが、こちらはそこまでの事は起こらない。救われるのは突然起きた酷い事でなくて、ゆるやかな諦めで日々積み重なった虚無感と自己肯定感の低さで固まった辛さ。
若い頃の光太郎さんの心とお顔が傷つけられて、両方のおかげで一般的なお仕事から遠ざかり、少しずつゆっくりと諦めと生きる気力が失われて萎む様に消えそうな光太郎さんが、大事にされて愛されて少しずつ気力出てきてるのが良かった〜