ふれないでリトルスター【電子限定描き下ろし付き】
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ふれないでリトルスター【電子限定描き下ろし付き】

マミタ

いやぁ、好きだなぁ 作品が手堅く品がある

ネタバレ
2023年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ マミタ先生、好きです。本当に尊敬しています。
養子親子物ですが、当然、他人から親子へ、親子から恋人へと関係性が変化する中、2人の感情が変化して、時に噛み合わず、時にすれ違い、思い合う分、傷つき、距離に戸惑い、次のステージへ行くために、切ない冷却の時を、個々で過ごし覚悟の時間を必要とします。
その2人の感情が、とても自然で、常に思い合う心を無くさず、恋人までたどり着くお話でした。そして2人で過ごした親子の時間も、すれ違ってしまった時も、全て穢されることなく、優しい時間として記憶に残っていきます。
留学前のハルに、最後の話をしに行くユキ。ハルの帰りを待つ間、2人の時を回想するシーンは、きっと誰にでも当てはまるシーンなのではないでしょうか。それを見事に描いてくれました。最後まで親であろうとしたユキ。最後にそのユキの気持ちに応えるべく、「子」でいたハル。2人とも偉かったね。
新しい家族の形へたどり着いて良かったね。
そんな作品でした。親子という家族関係を大切に出来た2人だから、新しい次の家族の形も必ず大切に出来ると信じてます。
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