心の折れ線グラフ、4話目が底を突き破る↘





2023年2月12日
「不出来な悪魔」始まりの台詞からして一筋縄ではいかない作品の予感… 冷静かつ的確に獲物を品定めする目の据わりっぷり「見ーつけた」の薄ら笑いの口元に、吸血鬼の話だった?と一瞬思ってしまった冒頭の2ページ。女性へのコンプレックスと優越感を満たす為にワンナイ相手にノンケを釣る斉東×邪険にされようがお構い無しのワンコな好青年 五十嵐。ちょっと遊んでやるつもりが次第に五十嵐に惹かれていき、つい気を許したサインを送ってしまい… からの グサリ⚡ 心臓に氷柱を突き刺された気分です。そうね 麻生作品だもの、抉るよね… 愛情と憎しみは表裏一体、この仕打ちは怖ささえ感じます。同じ大きさの気持ちを返して欲しい、その為に痛みで発破をかけるという五十嵐のいびつな愛。でも 居酒屋で斉東を見つめる眼差しに… あぁ、一目惚れだったのか。そして どうにかして、どうしても手に入れたかったのね。毒には毒を、悪魔には悪魔を なお話でした。「未熟な悪魔」1話の続編。セ○レ以上恋人未満?な関係の2人ですが順調そう。しかし 幸せに慣れていないのか好き故の不安なのか、斉東からブレーキをかけられてしまう。不出来と未熟な2人… 言葉は要らないですね、前作ともに 五十嵐の背中を包み込む手が全てです。「明日、彼らは」DKの初々しくて爽やかなお話。予習と準備を忘れずに~😉「青いカルテ」虐/待を受けた生徒 一生とスクールカウンセラー 神部の痛くて辛い病み系作品。知った仲になるとよくある事だけど、それが相手にとって受け入れのサインになるとは… 何が境界線になるか分からない怖さ。接触、交流、観察を終えて一気に距離を詰め、組み敷き暴力で支配し洗脳する。「お前のため お前がいけないから」と。虐/待の連鎖をまざまざと見せつけられて辛いです。一生の暴力は「試し行動」ではなく「暴力=愛情」だと刷り込まれて信じているが故に厄介で矯正が難しい。あぁ… アパートの連名の表札に深い溜息… その部屋は狂気と共依存の沼だから。… 神部が愛情表現のリバをしたら一生は受け入れるんだろうか?「流れるように」擬人化特集なるもので描いたリキュール擬人化漫画だそうです。色んなジャンルがあるんですね。ヨーロッパの寄宿舎学校を舞台にした学園もの。お酒は素人で詳しくないのですが、ベネディクティンとカルーアは実際に相性が良いのかな?発想が面白い!5話 どれも良作揃いで麻生先生の世界感を満喫出来ました😊

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あいか さん
(女性/30代) 総レビュー数:705件