あいもかわらず
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あいもかわらず

鮎川ハル

兄弟から恋人へと変化する3つ違いの幼馴染

ネタバレ
2023年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 岡崎健は隣に住む3つ年上の中津誠一郎と幼馴染です。小さい頃はずっと一緒だったけれど、いつの間にか行き来しなくなった二人がそれぞれ高校と大学の入学式の朝に顔を合わせます。一人暮らしを始めた誠一郎のところに頼まれておかずを届けたり、一緒にゲームをしたりするうちに、健は誠一郎が女の子とイタしているところを見てしまいます。ショックを受ける健に、誠一郎は謝りながら付き合っている相手じゃないと言い、健はびっくりするのでした。学校の友達も女の子と付き合う話題が多く、まだ誰とも付き合ったことの無い健は、たまたまうちに来て酔っ払っていた誠一郎に「女ってそんなにいいもんなの?」と訊きます。誠一郎は「してみよっか」と言って健にキスをして「かわいいな、大好き」と言って寝てしまいます。それが忘れられない健は後日、なぜ誠一郎は誰とも付き合わないのか、自分とだったら付き合うのか訊くのですが、誠一郎に「ないよ」とあっさり言われてしまうのでした。兄弟みたいに思っていた誠一郎のことが好きなんだとだんだん自覚してゆく健は、自分の好きと誠一郎の好きは違うのだろうかと悩みます。ほんわかと進行する幼馴染の両片想いは最後のエロもほのぼのです。誠一郎に迫られて健にSOSした藤田と、健の友達さのちんとのスピンオフ『それに名前をつけるなら』で二人にまた会えます。
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