解体屋ゲン
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解体屋ゲン

石井さだよし/星野茂樹

現場のドラ〇もん

ネタバレ
2023年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 青年誌で、これほどの長期連載がされるのはスゴイの一言です。
時折、過去の名作のビッグネームだけで、あまり内容のない作品がダラダラと続けられていることがあるけど、ゲンさんはいまだ現役バリバリです。

学生が青年誌を読み始めて、いまでは定年を意識する「熟年世代」に差し掛かるような、それほどの時間のながれで、これだけコンスタントに連載を継続できているのは、作者様も超人なのでしょう。

その時代ごとに、技術環境の進歩や、世相がわかるのもいいですね。

生活のため、会社を維持するために、かならずしも「解体業ひとすじ」ではなく、スキルがもったいないような仕事に終始している時期もあれば、国内屈指のゼネコンの社外取締役になったり、人命救助のスタッフの先頭に立ったり、まさに七転び八起きのスーパーヒーロー、それがゲンさんです。

ただ、人助けのためだからといって、奥さんの独身時代の貯金にまで手を出すのは、ダメですなあ。
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