このレビューはネタバレを含みます▼
生まれつき聴覚障害を持つヒロインの雪と、幼少期はドイツで育ち大学生活をも自らの夢に向けて世界中を旅する逸臣との出会いから互いに思いを通わせていくお話。
ヒロインの雪が本当に心が綺麗で、芯のある素敵な女性です。
耳が聞こえないことからだと思うのですが、相手の表情や雰囲気を読む洞察力が素晴らしくてその読み取る様も心が綺麗な故に尊敬の念すら抱くほどの素敵で可愛らしい人。
そんな雪にも何の物怖じもせず接する逸臣の姿がまた素敵だなと感じたし、作品の中の雪は逸臣に惹かれていくお話。
マイペースで独特な空気感を漂わせる逸みたいな男性っていますよね…
すっごく魅力的なのが共感の嵐♡
でもこう言うタイプって、自分の世界観がきっとしっかり構築されいるから自分の知らない世界や人に魅了されるだろうな〜って納得のいく展開。
この作品を通じて日本語の手話にも2種類あることが知れましたし、ろう者の方の思いや心情といった面も雪が全てではないとは思うけれど、少し知る機会が得られたこと、この作品に出会えて良かった…と心から思える作品です。
手話の会話である場面の書き下ろしの表現だったり、読唇での会話のシーンだったり、漫画である作品の中で表現方法が素晴らしくて、文字で目を追っているはずなのにまるで目の前で手話を見聞きしている様な感覚に陥りました。
それくらい素晴らしい世界観のある作品だと感じました。
雪のお兄さんの話もきっとこの世には実在するんだろうな…と胸が苦しくなりましたし、涙が溢れました。
雪の気持ちを全て伝えたシーンももうボロボロ泣きです。涙
お勧め作品で出てきて1巻目が無料とあり、少しだけ…のつもりでしたがもう1巻完読前にはこちらの作品内容に魅了され8巻まで課金(汗)
新刊出たばかりですが、もう早く続きが読みたいです!
この作品がもっと多くの方の目にとまり、もっと多くの方に読んで頂きたいです。