いとしの猫っ毛【合本版】
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いとしの猫っ毛【合本版】

雲田はるこ

けいちゃんに☆5。

ネタバレ
2023年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気になっていたので、クーポン使って購入。ほのぼの日常系かと思いにや、けっこう濃くてエグいところがある。私には地雷だったことが後から分かった。
1、2巻を読んだ時点では、合本版じゃなかったら続き買わなかったかなってくらい、攻(のちにリバ)のみいくんへのイライラが止まらず。まじヘタレ。メソメソしてネガティブで、本命のけいちゃんには同情を求めないのに、他の男に甘えて同情されてエッチして。けいちゃんは自分が放っておいたからと6年間のみいくんの素行に口出ししないけど、けいちゃんはずっと童貞処女でみいくんのこと考え続けてたのに。自分のために東京まできてくれたのに、おばあちゃんに対しても何も言い返さないとか、まじヘタレ。こういう悲劇のヒロイン入ってて、やることやってるタイプが、私の地雷だったと自覚した。
合本なので一応読み進めた。小樽編以降、みいくんの悩みや弱さの理由は分かったけど、いっさい共感できず。4巻で自分でも言ってるけどまじクズだよ。メンタル弱すぎ、自分にも甘いし、人にも甘えすぎ。誠実さのカケラもない。一方、けいちゃんの包容力、ぶれない優しさが身に染みる。決して軽いわけじゃないけど、芯があって、行動力があって、ハルちゃんに手を出されてるみいくんにを見た怒りの表情が辛い。こんなに大切にされてるのに、みいくん何してんだよ!隙作ってんなよ!ってまじ腹立ってしまった。
けいちゃんの優しさ、可愛さ、真面目さ、抜けてるところ、意志が強いところ、全部好き。でも、みいくんは最後まで好きになれず、むしろ嫌い。読後感は腹立たしさ。もちろん2人には幸せになってほしいなと思いはしたけど。
けいちゃんには☆5。でも、みいくんをメインキャラのみいくんを好きになれなかったのと、ストーリーが深いようで軽くてエグかったので全体的に☆3にした。読み返さないと思う。
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