このレビューはネタバレを含みます▼
ミヤ…無自覚がすぎるわ。そりゃあ、告られて女の子と付き合ったって、長続きしないわよ。いつも女の子から言い寄られて付き合ってたってことで、ミヤからのアクションはなかったってことでしょ。だって、好きな人がずっと傍で甘やかせてくれてたんだもんねー。好き好き言ってくれて、可愛いって言ってくれて、なんでも言うこと聞いてくれて甘やかせてくれる黒野。もう完璧彼氏じゃん。自分の気持ちに気付くの遅すぎよー、ミヤ。でもまあ男同士だから、そこはやはりストッパーかかるかぁ。ノンケなら特に。でもね、男女問わず、全てを肯定して、愛して受け入れてくれるような懐の深い人って、そうそういないと思うのよ。レアよレア。それがずっと続くなんてもう、SSRよ。そんな存在、絶対に大事にしなきゃ。そこはミヤも、無自覚でも分かってたんでしょうねぇ。そうは言っても、黒野は黒野で自分がオタクで、リア充のミヤには釣り合わないと、ずっと好きの気持ちを押し殺してきた訳だから…ミヤ的には黒野の気持ちは推し量れないし。黒野も黒野で辛かったよね。なんて健気で一途なの。ミヤが自分の気持ち自覚して、ももタンの代わりじゃなく自分を見て欲しいって思い始めたあたりから、まあ、どんどんミヤが可愛くなっていく。最初は男の顔だったのに、終盤は一途に恋する乙女の顔に。黒野の熱量上回った?いやいや、ミヤ目線でストーリーが進んでたからそう思うだけであって、黒野の内に秘めたミヤへの熱量も相当なものかと。黒野のミヤを大事に大事にする言動と、黒野に自分のすべてを独占して欲しいと思うミヤ。もう可愛いったらありゃしない。さすがココ先生。ココ先生の描くCPは、2人の好きの熱量がいつも同等に大きいから、読んでてとても満足満足。多幸感倍増。エチもいつものように甘々でよかったです!可愛い作品を、いつもありがとうございます!