狼の花嫁
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狼の花嫁

りゆま加奈

狼〜3作目。完結!本作だけで読める。

2023年2月28日
全5巻、167,167,169,182,221ページ、全て表題作。
(5巻付属の小冊子は、シリーズ全3作のおまけ後日談が収録)

シリーズものですが、それぞれ単体で読めます。
(注:狼&白鹿は国の成り立ちで、人外のお話ではありません)

発刊順は、
〈1:〜恋に啼く→2:〜花の馨り→3:〜の花嫁→??〉

本作はシリーズおなじみ白鹿とではなく、隣国の薄幸の王子?とのお話。
しかも冴えない地味顔主人公(笑)。。
境遇がひどかっただけに、なかなかきびしい進展。
幸せがだいぶ遠いです。。

ガチの連載なので、1巻だけではお話のはじまりだけ。
読むなら全5巻読まないと幸せまでたどり着けません。
とりあえず1冊だけを試し読みしたいなら、シリーズ1作目、〜恋に啼くをオススメします。

この3作目〜花嫁は、恋愛もあるけど、どちらかと言えば国家間や親族の複雑な境遇も絡んだ、特に背景ストーリーのしっかりした作品。
BL〜少女&少年漫画との間に近い、読み心地です。
いかにも腐向け大人?BLを求める方には、向かないかもしれない。

ジャンル問わず、良作な漫画好きな方には、オススメ!

それにしても、表紙が美しい〰。。
お話中は普段着だけど、各巻カラー表紙は見事なお衣裳で、ウットリ。。。
背景画から、舞台はチベット〜アラブもいる中央アジアな多民族な部族文化地域でしょうか。。
丁寧な作画で、異文化好きには見ているだけでも、楽しい〰。
いちいち衣装の柄も細かいし、狼くんたちもいっぱいで丁寧に描かれてるし、連載がゆっくりなのもナルホドな状況なのかな。。

この後のシリーズはどうなるんだろう??
ゆっくりでいいから、是非ともシリーズ続けて欲しい!
1作目は1巻だけだから、彼らのその後も読みたい〜。
作者さん、お待ちしています!

〈描き下ろし〉
各巻、巻末にあります。
5巻巻末小冊子の後には、電子限定&シーモア限定も有り。
気になる従者くんのその後も有りました!
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