このレビューはネタバレを含みます▼
もともとゲイで先輩に恋して、「抱かれたい側」だった受が、ある日オスとして欲情し「抱きたい」衝動にかられる。
もともとノンケで当然のように「抱く側」だったのが、恋人の欲望を察し「抱かれる側」になることを覚悟する攻。
見た目が可愛くて小柄だったから 告白時に女装したりしてまで先輩にアタックしていられたのに、数年経って先輩よりも体格が良くなってしまい、嫌悪されたらどうしよう、と怖くなる受。
そんなBLカップルならではの悩みが、なんだか凄く生々しいというか、実際にこんな風に悩んでいる人たちいるんだろうな、とか、リアルを感じました。
苦悩したり戸惑ったりしている2人の表情も、すごく繊細で伝わってきました。
もともとゲイ的な欲求が無いのに、恋人を愛すればこそ、抱かれる覚悟を決めた先輩のある意味 漢気!?にも感動。
しかも無理している素振りを全く表に出さず、静かに受け入れようとするし、そんな先輩を気遣って また受け側に戻ろうとする後輩。
そんな後輩のアレを見て、「いつも空気に触れてばかりのソレ…(素敵なモノローグが続きます)」と更に気遣う先輩。
欲情に身を委ねつつも、頭の中にあるのはいつも恋人への気遣い。
なんて優しくて素敵なカップルなんでしょう。
穏やかで幸せな気持ちになれる作品です。
仕事においても生涯のパートナーになる、というのも最高です!!
職種も個人的に大好きな業種で萌えです~~~!