ファインダーの標的
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ファインダーの標的

やまねあやの

日々の楽しみ

2023年3月2日
いつか読んでみたいと思っていた作品で、冬休みのお楽しみにと12巻まで一気に購入したらまんまとハマり、冬休みはこの作品ばかり読んでいました。1話目はなんと2001年に描かれたのですね。20年以上続いているなんて凄い!絵の変化は感じますが、私は初期の絵も今の絵も好きだと感じました。家の中の部屋の鍵を開けるために銃をぶっ放すような世界観のお話なので(あのシーン大好きです)銃撃戦が多々ありますが、作画が素晴らしくて迫力満点でした。10巻に電子限定特典の下絵が載っていましたが、美しすぎてため息が出ました。はあ、ずっと見ていられる…。美しいキャラクター達も素敵ですが、筋骨隆々とした有能な脇役達も好きです。ストーリーは手に入りそうで手に入らない気の抜けない展開がドキドキしますね。やまねあやの先生があとがきで書かれた「ブラックホールの手前でふんばっている秋仁」という表現が面白すぎました。本編は殴って血しぶきブシャーに銃撃戦という展開でも、小冊子で癒しとイチャイチャが見られて大満足ですが、秋仁さんには一刻も早く麻見の手料理が食べられているこの素敵な状況に気づいて欲しいです。
先生があとがきでふれられていた「日々の楽しみ」の大切さ、まさにこの作品は「日々の楽しみ」だなあと感じました。続きが楽しみです。
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