愛執の鳥籠
」のレビュー

愛執の鳥籠

白ヶ音雪/鳩屋ユカリ

上から目線で

ネタバレ
2023年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恐縮ですが作者さん、数年前の作品からすると描写が格段にうまくなってらっしゃいました。
実はソーニャの番外編を先に読んでから購入しました。
設定はありがちですが訳あり姫と護衛騎士の物語。
二人の出会いや、置かれている境遇、日々の出来事は慎ましくとも穏やかで幸せな印象です。
が、結婚直後のヒロインside、自責の念を抱えていても、そんな解釈するのか?と無理やり感が。
ヒーローsideでは、諦念と厭世にまみれ死なないから生きている少年時代にヒロインに助けられ大切にされ慕われ、空虚だった心を満たしてくれたヒロインへの執着心と愛が溢れていてソーニャ感満載。
エピローグ、良いですね!。子供だろうとヒロインは自分だけで独占しておきたいと言う、これぞ執着というヒーロー。
全体的に好きな内容ったんですが、絵が残念でした。絵師さんに申し訳ないんですが子供時代の主人公二人のイラストで爆笑してしまいました。
それと、冒頭部分で17歳を迎えたヒロインの回想で『16年前 父は母と』と矛盾があります。少なくとも18年前じゃないと計算合わないでしょ。
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