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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • あやかしの執愛 黒き蛇は無垢な乙女を夜ごとに貪る

    蒼磨奏/すみ

    シリーズ3作目
    ネタバレ
    2025年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 過去2作品と直接的な繋がりはなく、天狗の梧桐と幽朧街、鬼の一族など世界観は共通で時代設定が異なっています。 今回のヒーローは過去2作のヒーローと異なり妖力が弱くヒロインを守れず…といった経緯があり、ヒロインも普通の人間です。 優しく懸命にヒロインを守るヒーローの献身と執念、深く傷ついた心を持つヒロインがあやかしの元で生来の気質を取り戻していく素敵な物語でした。 今作のヒーローの図体だけ大きくて弱いという設定が新鮮でした。(後に強くなりましたけど)
  • はじまりの魔法使いは生贄の乙女しか愛せない

    クレイン/ウエハラ蜂

    安定の読みごたえ
    ネタバレ
    2025年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今作は1作目の主人公アリステアの前の審判がヒーローのお話。 300年前の滅びが近い世界で迫害される魔力持ちが集められた過酷な施設。 一見まともそうで健気なヒロインが抱く心の深い傷、ヒロインと心通わせるヒーロー。 テンポよく進む構成で話の主軸がぶれず展開するのでだらけず一気に読めました。 1作目で魔術師長を勤めていたルトフェルさまの祖先も登場(ルトフェルさまも友情出演)。 恐ろしく老化が遅いルトフェルさまの妻ニコルさんの祖先がたぶん今作の主人公たちの子孫なのかなぁ。 面白かったんですが1作目がやっぱり好きかなっと思い⭐4つです。
  • 悪女なので復讐される、はずでした ~なぜかヤンデレ王子の最愛欲で甘く満たされています~

    智江千佳子/氷堂れん

    7割以上
    2025年1月5日
    濡れ場シーンです。 結構序盤から状況不明なまま濡れ場に入り後半近くまでヒロインが危惧する過去の所業も伏せられていてモヤモヤしながら読み進めました。 冒頭で、王族は精神崩壊するものが多いとあったんですが詳細は不明で、具体的なヒロイン父の悪行の数々は分かりませんでした。(国王に薬を盛っていたこと少年時代のヒーローを誘拐したこと以外)
    濡れ場シーンが多く深く考えなくていいハピエン作品を求めている場合はオススメ。 実は別の作品と間違って購入していたので評価低めでごめんなさい。
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  • 愛する人は他にいると言った夫が、私を離してくれません

    春日部こみと/炎かりよ

    不治の病
    ネタバレ
    2024年12月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーの6割程がヒーロー視点で、二人の出会いと彼の複雑な生い立ちヒロインへの想いが分かります。ヒロインの方は不治の病を抱えている上に領地を護り繁栄させてきた女性です。
    時代設定がよく分からない(移動には馬車か馬しかないのに心電図はある)のはファンタジーってことで納得することにしました(笑)ままならない身の上だったヒロインが結婚することで一つの夢が叶い、他に愛する人が居ると言ったヒーローに子供を授けて貰らうため持病を隠し生まれて初めて自由に暮らす喜びを感じ、色々あって反省し二人で話し合い将来へ前を向くお話でした。 賛否あるとは思いますが不治の病は治せず子供を産むことは諦める、という結論に至ったことは私は良いと思いました。
  • 余命いくばくの最期の恋~天才魔外科医は薬師に最上の愛を捧ぐ~

    ちろりん/KRN

    医療系ファンタジー
    ネタバレ
    2024年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ TLにはあまりない題材かと思います。難病を患い余命僅かなヒロインと外科医師のヒーロー。シリアスさの中に何故か笑えるやり取りは、さすがちろりん先生。
    出会いからヒロインに惹かれていくヒーローの心理、死期をさとり別れを選ぶヒロインの心情。友人の恋を応援する親友。短い作品なため駆け足だったこと、その後がもうちょい欲しかった!、ので⭐4つとしました。
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  • 暗殺者と薄幸な王女の逃避行

    木野美森/螢子

    タイトル通り
    2024年1月14日
    侍女を逃がすために手を借りた暗殺者に提案されて逃避行するお話。ヒーローsideもあります。この作品の珍しさは主人公二人の容姿と年齢に関する記述がほぼ無いこと。冒頭にヒロインに対して『整っている』と一言あるだけ。無事に隣国へとたどり着き一息ついたところに追っ手が。総てを捨てて生きていく二人のエピローグがもう少し欲しかったかな。
    TLジャンルになっていますが、全年齢向けです。
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  • 完全無欠の辺境伯と身代わり花嫁の蜜甘婚~旦那さまに磨かれて愛され妻になりました~

    桃城猫緒/芦原モカ

    期待値が高すぎた
    2023年12月11日
    お話の筋立てはンデレラストーリーでしたが、この作者さんなら!っと期待値が高すぎてしまった結果の評価です。
    理不尽かつ悲惨な境遇を醜いからしょうがないと受け入れることで自分の心を守っていたヒロインの設定、見た目がすべてで享楽の貴族社会など面白く読めましたが、うーん。新鮮さは感じませんでした。
    神聖ローマ帝国の世界感で爵位もそれに準じているのに辺境伯と伯爵が混同されているのは残念。辺境伯と伯爵は全く別の爵位です。辺境伯は国境を治める王侯貴族で王族と婚姻できる身分で伯爵とはだいぶ身分が違います。
  • 王妃の大罪 それでも王は禁忌を犯した母子を愛す

    明七/小鳥遊そら

    予想の範囲内
    2023年11月5日
    情景描写、物語の流れ、主人公とサブキャラとの関係性など読みやすく物語の流れもスムーズでした。悪役が悪役らしく倫理観のない真っ黒な人物。だっただけにヒーローから企みを破られた途端、小物に豹変しトーンダウンし残念。ヒーローsideありで良かった。
    ただ評価が高かったゆえに意外性のない展開だなっと感じてしまいました。(ハピエンなので満足してます)
  • 傷モノの花嫁

    友麻碧

    マンガ版を小説化
    2023年10月13日
    少女マンガ作品なので仕方ないんですが設定の割に色々と軽め(悪い意味ではないです)。実は小説版はもっとシリアスかと期待していました。あとがきによると、有りがちな展開なのは昨今のトレンドを押えてのことだそうで残念さも感じます。この刊は王道のシンデレラストーリーでしたが次刊からは伏線回収でしょうか。マンガ版の絵が好きなので完結まで待ちたいと思います。
  • 英雄殺しの軍人は愛し方がわからない

    蒼磨奏/笹原亜美

    あとがき通り
    ネタバレ
    2023年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの書くヒーローでは異色でした。スラムの最下層出身で何より飢えることを恐れ、他の感情には淡白(他人の感情には敏感)で忠義心のないヒーロー。虜囚であったヒーローに献身的に尽くす謎のヒロイン。二人の共通点は『自分はおかしい』と気づいてるところ。双方視点で歪な感情が語られます。ただ今ひとつグッと来たとは言えなかったかな。あと、時代設定的なものが?でした。武器に銃器がないのにシャワーはある、と言ったチグハグ感、フィクションとは言え一貫性に欠けていて残念でした。
  • 傾国の美姫のマル秘!人生再建計画 逃亡したら皇弟将軍の最愛妃になりました

    小出みき/サマミヤアカザ

    バカっぽいタイトルで
    2023年9月24日
    ちょっと損してる。簡単に言うと逆行ものです。
    目覚めたら3年前に戻っていたヒロイン。美しく生まれても力がなければ不幸なだけだと意を決し家出。偶然、ヒーローと今生で再会し後宮入りを回避。ヒーローに愛され平穏に過ごすなか風雲急を告げる。宮廷陰謀も多少あります。タイトルで緩い話かと思っていたんですが思いの外、真面目な筋立てでした。
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  • 王女アウローラ~初恋の騎士は悲運の乙女に愛を誓う~

    逢矢沙希/うすくち

    初出は10年くらい前の
    2023年8月28日
    Web版の本作。原版が好きでちょくちょく読み直していました。大幅な加筆と若干の設定変更が加えられ更に読み応えのある作品になっていて満足です。
    ヒーローsideも充分な量があり、ヒロインの生い立ち境遇だけでなく宮廷の腐敗、情勢なども盛り込まれています。
    その後の二人の話が余り加筆されていなかった点が少し残念でした。
    うすくちさんの表紙絵良いですね。隣の席の変な先輩とは違って硬派な感じです。
  • さらば、佳き日

    茜田千

    実兄妹
    ネタバレ
    2023年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の部分が実は結末。主人公二人と二人のそれぞれの親友の話を散りばめつつ展開し、現在と過去が描かれています。
    こういった近親恋愛の苦しさが上手く表現されていると思います。エピソードも兄妹の性格を反映させ、苦しみから逃げる兄、苦しみを胸に秘め妹はひたすら献身する。その性格を踏まえて読むと兄の情けなさも妹を思うがゆえだったのかな、と。。互いに離れる努力をしますが、最終巻では覚悟を決めタイトル通り、佳き日を迎えられずとも共に、となります。
  • 魔王の右腕になったので原作改悪します

    木村/じろあるば

    ラノベ版に比べ
    2023年8月11日
    内容が簡素化され、変更されている部分もありますが絵柄は綺麗ですし背景もしっかりしていて良かったです。
    天才エンジニアでコミュ障、恩人を救うために開発した技術を盗用され心身を壊しているヒロイン。絶望に押し潰されそうな彼女の唯一の光がマンガキャラの魔王。
    魔王は悲しい運命を背負う愛情深く孤独。
    魔王の世界にやって来たヒロインとの日々が最期の縁。
    ちょっと原作からカットされすぎてて淡白なことは残念でした。でもいい作品です。
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  • 魔王の右腕になったので原作改悪します

    木村/じろあるば

    少々
    2023年8月11日
    難解ではありますが、Web版より視点変更が分かりやすくなっていて読みやすくなっています。魔法関連や情景が想像しづらいためコミカライズを先に読むほうが良いかも。
    天才エンジニアだったヒロイン透(トール)は、開発した技術を盗まれ絶望の中、とあるマンガの悪役魔王を支えにどうにか生きていた。しかし魔王が殺され生きる気力をなくし。異世界転生ものですが呼ばれた理由などが真新しい。
    自身の役割に殉じる魔王の優しさ、慈しみ、諦念。
    ヒロインと出会い、愛しさを最期に知ってしまった魔王。
    多視点描写で魔王を悲しき運命や世界を知ることができコミカライズではバッサリ割愛されている謎なんかもわかります。
    BL的なものも含まれていますが主人公二人はNLです。
    誤字が多い。少年が青年だったり、広場が広間など校正が甘いのが残念でした。
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  • 逆襲の死に戻り令嬢は暴君の執愛に乱れ惑う

    天衣サキ/KRN

    短いだけに
    ネタバレ
    2023年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 若干駆け足。でも充分な内容でした。
    なぜ二度目の人生が訪れたのか、は謎のままだったのが不満な点です。特に魔術だとかいったファンタジー要素はなかったので。
    終盤にヒーローsideもあります。
    冷静に一度目の自分を含めた関係者を見つめ直すヒロインの強さと儚さと決意。
    冷めた放蕩者でありながら頭の切れるヒーロー。
    中盤になってヒロインがヒーローに依頼した内容が分かってきます。
    終盤、おや?と思ったのは子供の年齢。三年後に再会したのであれば子供は二才なのでは?。数え年?
    いいね
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  • 妖狐に嫁入り 美しきあやかしの一途すぎる淫愛

    蒼磨奏/氷堂れん

    半妖のヒロイン
    ネタバレ
    2023年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 鬼惑(あやかし)の花嫁と同じ世界感で、時代設定が異なります。
    両親の死後、親類に引き取られ半妖だったため蔵に閉じ込められていたヒロイン。
    あやかしの郷に引き取られ妖狐の少年を救い、金色の狐と友達になります。
    美しく成長し妖狐の跡取りと結婚し大切に慈しまれ幸せの最中、ヒロインの一族を滅亡させた穢れが郷に。瀕死の重傷を負った夫を救うためのヒロインの決断。ストーリーは王道ですが、作者さんお得意のテンポよい会話はこぎみ良いです。
    ヒーローsideもあり、とてもヒロインを大事に想っていることがわかります。
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  • 追放令嬢からの手紙~かつて愛していた皆さまへ 私のことなどお忘れですか?~【極上の大逆転シリーズ】【電子限定SS付き】

    マチバリ/中條由良

    第三者による
    ネタバレ
    2023年7月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 復習劇。ある日、届いた一通の手紙。届けられた手紙には近況と感謝や激励が書いてあるだけなのに受け取り手は後ろ暗さや後悔により踊らされていく。
    送り手の方は、何かしようという思惑が全くないので知らないうちに全てが終わっています。
    面白かったので、読了後すぐに読み直しました。その上で王太子は悲運というか、出自は本人の責任ではなかったし能力もあった。18歳だった彼の落ち度は同情の余地を感じた。
    『私が死んで~』と同様の話であったので⭐4です。
    あと、誤字脱字というか『も』『の』と言った接続詞誤りや、近衛騎士殺害時のレッドのセリフ。正しくは『殿下』では?。値段もそこそこしますので気になりました。
  • 横暴な婚約者から逃げだしたら、王弟殿下の最愛の薔薇として甘く乱されました【特典SS付き】

    犬咲/すらだまみ

    思いの外
    2023年7月25日
    ファンタジーな世界感のお話でした。親に愛されず婚約者に虐げらながら柵から脱け出せない不憫なヒロイン。精霊の加護で国に貢献してはいても恐れられているヒーロー。ヒーローに強く執着している風の精霊。弟を取り戻したいと願いながらも精霊を恐れる国王。主人公二人が出会い、人との触れ合いと温かさ、愛しさを知り互いに心が成長していく過程と決別。
    互いに親を捨て、互いの愛を得る、ちょっとビターな部分もありますが作者さんならではかなと思います。
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  • 虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~

    碧貴子/yuiNa

    美しくも
    2023年7月21日
    ない、離婚歴のあるヒロインと、虜囚となり拷問を受けながらも世話係のヒロインに恋するヒーロー。
    この作者さんの作品はヒロインは美人ではなく庶民寄りな身分の時のほうが割りと好みです。
    ヒーローの妄執に近いヒロインへの想いと、互いに共通する愛されたい、愛し合いたい、家族が欲しいという憧憬と焦燥、やがて信頼しあっていくまでもスムーズな展開で良かった。
    登場人物の年齢設定が高く、幼稚なウジウジがなくて良かったです。
  • 身代わり皇妃の淫らな憂鬱

    悠月彩香/DUO BRAND.

    再読は
    ネタバレ
    2023年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ しないと思います。
    高評価に吊られてしまった感が強く、内容の7割近くは致している場面でうんざり。
    終盤のヒロインの出自もご都合主義過ぎて白けました。
    私には合わない作品だっただけでしょうが残念です。
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  • 竜を宿す騎士は執愛のままに巫女を奪う

    深森ゆうか/天路ゆうつづ

    ちょっと惜しい!
    ネタバレ
    2023年7月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語の流れや登場人物たちの設定、読みやすい文章で良かったです。
    ヒロイン、及び家族が明るく前向きなのはいいんですけど悲愴感や葛藤といった部分の表現が軽く、呪われてるけど、あるいは呪ってるけど、まぁ前向きに!って感じ。ウジウジしてるのは嫌いなんですが表現とキャラ設定のせいでしょうか。ちょっと惜しい。
    竜がなぜ番を殺し呪ったのか、が解き明かされる場面、ここが軽く感じられたのが残念でした。
    ヒーロー、ヒロインside共に過去の自分達の気持ちが描かれている点は良かったです。
    伝えるべき言葉を伝えないことがヒロインと前世の彼女たちの過ちでありヒーローへの執着と愛だった。
    愛されていると言葉で伝えて欲しかった竜の歪んでしまった愛のお話でした。
  • 眠れる森のダメ上司がハードな添い寝をご希望です!

    イシクロ/ちろりるら

    短いながらも
    ネタバレ
    2023年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 内容が詰まった作品です。魔獣に立ち向かう事が出来ない女性騎士団員ヒロインと、英雄と呼ばれる不真面目魔術師団長ヒーロー。それぞれsideあり。記憶を失くしてしまったヒロインを陰ながら護ってきたヒーロー。記憶が無いことで純粋にヒーローに恋したヒロイン。義弟くんは可哀想かな(笑)。
    陰謀とクーデターまで含まれています。
    少々駆け足感は否めませんが、ページ数を考えたら過不足ないと思います。
    いいね
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  • 見逃してください、邪神様 落ちこぼれ聖女は推しの最凶邪神に溺愛される

    イシクロ/冨月一乃

    異世界転生もの
    ネタバレ
    2023年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ Web版でも読んでおり異世界転生という設定が好きじゃないので購入、迷いました。
    ただ、巫女と邪神のやり取りは面白かった記憶があり購入。
    基本的にヒロインsideですが、ヒーローsideもあります。
    ヒロインを支える精霊ダンゴムシくん、かわいいです。
    ヒーローである邪神の心の声が聞こえてビビるヒロインと、ヒロインを慈しむ邪神。
    邪神が何でも力を貸して問題解決する話じゃないのも良かったです。
    それなりにページ数もあるので満足感はあります。
    Web版には番外編もあります。
    いいね
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  • ポンコツ魔女ですが、美少年拾いました 呪いが解けたら、えっちな猛攻プリンスに成長するなんて聞いてません!?

    葉月エリカ/Ciel

    突っ込み処
    2023年6月26日
    満載ではありますが、すんなり読めました。主人公二人の辛い過去と苦悩。それを引きずらず明るく前向きな二人。呪いにより成長の止まってしましたヒーローの悔しさと焦燥感に同情しました。(ヒーローsideあり)
    レーベル仕様でエロエロシーンが多いので、ストーリーには物足りない部分もあります。
    不死になってしまったヒロインとの寿命問題が解決して良かったです。
    ラストエピソード、いい話なんでしょうがヒロイン叔母、たったの数十年で転生してるっぽいのは私には許せなかったかなぁ。
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  • 愛だの恋だの番だの、懲り懲りです【シーモア限定特典SS付】

    おおまななせ/無眠

    Web版から
    2023年6月18日
    増量された本作。婚約者が偶発的に番と出会い敢えなく婚約破棄となったヒロイン。自立するだけの素養があったことから宮廷官吏となりヒーローと働くことに。唐突に同僚の眼前で契約結婚を提案されるあたりが笑えます。
    要は一目惚れしたヒーロー、後に番と分かり本能が顕現。ヒロインに失恋した同僚のオットー救済ストーリーと、ヒロインの元婚約者のその後などが追加されています。
    堅物ヒーローの豹変に苦笑する、ヒーローの家族など微笑ましい。さらっと読める溺愛ものです。
  • 人形女王の婿取り事情~愛されているとは思ってもいませんでした。

    イチニ/なおやみか

    ヒロインの
    ネタバレ
    2023年6月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 対人能力に不安だらけ。人の機微に疎く、生真面目で鈍感を越えている。この国大丈夫?。
    ヒロインの為人は決して悪くないんですが、上記をことさら強調してあるため生立ち等を加味しても好感が持てず。
    ヒーローは、そんなヒロインと無理やり別れさせられた事から拗らせ闇落ち気味。(ヒーローsideあります)
    設定の暗さより淡々と進んで行くので何だか消化不良です。
    ヒロインが終盤、ヒーローがやったであろう事に思い至ったり、母が何か仕出かした時には…と、ほの暗さに目覚めてるところはソーニャっぽくて良かったです。
    ただね、うーん。期待値を上回らず、でした。
  • 冷酷な護衛騎士が私にだけ甘いのは、惚れ薬のせいではありません

    ちろりん/赤羽チカ

    喜劇的
    2023年6月16日
    値段からして短いのでトントン拍子に進んでいきます。ヒロインの設定としては暗い部分があります。短いながらも双方sideがあるので一方的話ではないので良かったです。
    孤独なヒロインと、厭世的なヒーローの出会い。ヒーローの一目惚れからの異常な関係になっていくんですが、喜劇風というかコミカルです。
  • ずっとあなたを愛してた 王妃と侯爵【イラストなし】

    ナツ/天路ゆうつづ

    秘めた恋
    ネタバレ
    2023年6月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 目の前で両親を殺されPTSDを発症した少年王に嫁いだヒロインと、少年王を支える側近(後に宰相)ヒーローの9年半に渡る密かな両片思い。3割程度がPTSDを患う王を支えるヒロイン、ヒーローの話です。
    ストーリーの展開などもスムーズで王宮物にしては登場人物も少なく有りがちな当て馬キャラも居ないのでダルくなくていいです。
    お互いに多少の誤解(勝手な思い込み)をしており、そこを解消していくところが後半部分。
    ヒーローsideもあるんですが苦しかったであろう秘めた恋心がイマイチ感じられず、やや残念でした。
    ページ数の割にサラサラっと読めます。
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  • 忌まわしき婚姻を請け負う公爵は、盲目の姫を溺愛する

    当麻咲来/逆月酒乱

    殺陣はありません
    ネタバレ
    2023年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 予見の力を得るために父王により生け贄にされた盲目のヒロインと、瑕疵ある王族の降嫁先として何回も王女が輿入れしている公爵家嫡男ヒーロー。外交を担っているだけあって散々なヒロインの噂を事実と照らし検証する慎重なヒーローには好感が持てます。ヒロインの設定はまぁ、ありがちです。
    武官ではない宮廷人ヒーローなので殺陣シーンはありません。頭の悪い国王対真面な貴族の陰謀なので盛り上がりに欠けました。
    頭の悪い第二王女もあっさり退場し、ざまあ的なものもなく残念。
    なんと言うか、微量のファンタジーと微量の宮廷劇という半端な感じで可もなく不可もなし、でした。
    読んでから知ったのですが、こちらは番外編付きです。番外編付きではないバージョンもあるので購入時はお気をつけください。
  • 再会溺愛! 一夜かぎりのはずが、初恋御曹司に絶対逃がしてもらえません!?

    本郷アキ/

    ストーカーだろ!
    ネタバレ
    2023年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一目惚れを自覚するなり告白からのつきまとい行為。堂々とヒーロー行きつけのカフェでバイトを始め「あなたに会いたいから」と告げるヒロイン。架空の人物なので笑って読めましたが知人に居たらドン引きでしょう。美人なヒロインに好き好き言われ続け素直で健気なヒロインを好きだと気づいたとき時は手遅れだったヒーローの情けなさ。
    6年ぶりに再会してからの迅速なヒーローの行動。
    少々拗らせてヤンデレっぽい二人の甘々でねっとりな日常。
    さらっと読め、明るい後読感です。
    いいね
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  • 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー

    佐島勤/石田可奈

    成人した主人公たち
    2023年5月23日
    1~9巻まで読みました。
    本作は魔法が使えるインディージョーンズ的な話になっています。
    成人した達也と深雪、恋人としての関係も深まり順調です。
    シャンバラ伝説をモチーフに世界に眠る魔法遺産を巡る魔法使いたちの戦いが繰り広げられています。
    6巻から本格的な宝探しが始動。
    仕方ないことなんですが、魔法の展開内容が複雑なので挿し絵は、こう言ったシーンで欲しいかなっと。
    また、絶世の美女、人外の美貌、といった容姿表現に対し実際のイラストが全く追い付いていないと言うか子供っぽいうえに、記載とビジュアルが異なっていて残念です。
    7巻では、伏線展開となっており達也と深雪の絡みは非常に少なくなっています。
    8巻では達也のUSNA公式訪問とローラ捕縛、日本に戻って青木ヶ原樹海での攻防。
    リーナは深雪の友達キャラでしかなくなったので登場させなくていいのでは。
    9巻は伏線展開、四葉の拠点襲撃、黒羽貢の離反が起こります。
  • 婚活のために王宮に上がった貧乏令嬢は、姫様の正体に気づいてない【シーモア限定特典SS付】

    谷川ざくろ/斎賀菜月

    短編から
    2023年5月5日
    中編になりヒーローsideが追加された作品。前半は短編のままで、後半のヒーローsideでヒロインと出会ってから結婚にこぎ着けるまでの心情や出来事が語られる。
    まぁ、突っ込みどころは多いです。成長期で声変わりやら何やらあったはずですから。
    ちょっと閨房関連の話が濃すぎたように思い、二人の日常生活面か結婚後の話が薄く残念に感じました。
    ただ、全体的には面白くさらっと読めました。
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  • 悪役(断罪で死亡予定)の妻(断罪に巻き込まれて死亡予定)に転生してしまった件【シーモア限定特典SS付】

    谷川ざくろ/千種あかり

    前半は
    2023年5月5日
    短編のままで、後半が書き下ろしでした。
    さらっと読める異世界転生もので、後半部分ではゲームの主人公が登場しゲームの正しい世界に矯正しようとします。
    相思相愛のヒロインとヒーローの微笑ましいやり取りや、エピローグも良かったです。
    ヒーローsideでは妻との出会いや初夜の翌日以降の心情など愛妻家であることが窺えます。
    作者さんの作品は好きなんですが短め作品なのがちょっともの足りず、個人的に異世界転生ものが好きではないので☆は4つで。
    いいね
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  • 虚構推理短編集 岩永琴子の純真

    城平京/片瀬茶柴

    雪女の
    2023年5月3日
    物語目当てで購入しました。
    コメディ風の雪女のジレンマ、シリアス寄りの雪女を斬る。どちらも小説版ならではの丁寧な心情描写にグッと引き込まれました。
    アニメやマンガもいいんですが小説版もおすすめです!
    いいね
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  • 虐げられ令嬢はいにしえの英雄に囲われる【完全版】

    マチバリ/くにみつ

    ヤンデレ石像
    2023年4月20日
    虐げられた薄幸のヒロインと、救国の英雄で呪われて石像となったヒーロー(ヤンデレ)のお話。
    短編版のラストとは変えてありますが概ね同様の設定。
    ざまぁ有りです。
    さささっと読める作品で意外性もなく、期待していたのでちょっと残念でした。
    あとエピローグ部分の誤変換が残念。
    ヒーローsideがもうちょっと有ればよかったなぁ。
    いいね
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  • 堕ちた軍神皇子は絶望の檻で愛を捧ぐ

    桃城猫緒/Ciel

    政治比重
    2023年4月10日
    ページ数も多く面白く読ませてもらいました。
    が、政治比重が多いため読む方によっては飽きてしまう部分も否めません。
    17世紀スペイン風の架空の国、清廉な心を持つ皇子と政治的人質として属国から宮廷にやってきた公女の物語。
    出会いから幼い恋を積み上げていき、武功と武勲を重ね人心を掴んでいくヒーローと、身の程を弁えながら支えていくヒロイン。
    国を食い潰していく廷臣貴族たちと乖離していくヒーロー。完全無欠ではない人間らしいヒーローとヒロイン、そして皇帝であるヒーロー兄。
    時に二人の境遇に胸が苦しくなるドラマチックな展開です。
    それぞれのsideがあって楽しめました。
    作中にもありましたが『愛だけが残った』作品でした。
    この作者さんの、鬼の恋煩い~という作品も好きなのでかって良かったです。
  • あなたが世界を壊すまで

    クレイン/鈴ノ助

    さすがクレイン先生
    2023年4月6日
    笑いあり、シリアスありのお話でした。
    亡国の王女で修道女のヒロインと、神の子として神殿内部に隠匿され全てから隔絶されて生きてきたヒーロー。
    教会の教え、神への不信となったヒロイン祖国の出来事、ヒーローを取り巻く環境と孤独。
    七つの大罪がモチーフであり、神の子であるヒーローを誑かそうとする純心なヒロインとのやり取りは思わず笑ってしまいました。
    教えに反する行いで罰が下らないことにより一層信仰心を失くしていくヒロインのやるせなさ。
    実は人の醜さに飽いて厭世し嫌悪を秘めているヒーロー。
    ヒーローsideが少なかったのが少し残念でした。
    エピローグで名前の間違いが非常に残念でした。
  • 背徳騎士の深愛

    なかゆんきなこ/白崎小夜

    ソーニャ
    2023年3月19日
    っぽさは薄めですので、ソーニャ初めての方にはオススメできます。
    ストーリーも未亡人となってしまったヒロインの悲哀と夫はクソだったと知ったときの絶望、ヒーローからの献身愛を利用する自身への嫌悪、愛される喜びを知って嫉妬を覚え女としての心の成長物語として楽しめます。
    ヒーローsideでは、ヒロインへの憧憬、諦められない恋しさに夫である上司への嫌悪と嫉妬、ヒロイン奪取への計略が語られています。
    ヒロインの夫だった憧れの騎士のゲスさと、潔く腹黒いヒーローの対比も良かったです。
    いいね
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  • 断罪の微笑

    宇奈月香/花岡美莉

    久しぶりに
    2023年3月19日
    読み返しました。コミカライズもされていたんですね。
    アラブ風の国で隠された王女と美しい捕虜の王子として出会い妹王女の計略で惨く引き裂かれた二人。
    10年たち片や悲観するばかりで行動することを初めから諦め身代わりに死のうとし、片や復讐を誓い王宮に攻め込む。
    ヒーローは復讐を遂げつつも、憎む相手を拭えない違和感から殺せない。
    ヒロインは死にたいと言うくせにヒーローと居られる今を望む。
    呪詛の花の真実とヒロインが双子だったと知ったときのヒーローの情けなさが良いです。
    ヒロインの、知りたくないことは無理に知らなくていい、と言う無関心。それにさえも気付けないように仕向けた妹王女の妄執。
    好き嫌い分かれる部分はヒーローが行ったヒロインへの仕打ちだと思うんですが、時代設定的にもヒーローの立場なら当然かもしれないとも思いながら読みました。
    荒んで殺伐と生き延びてもヒロインへの気持ちを大事にしていたヒーローは私は嫌いではなかったです。
  • 【全1-6セット】疎まれ皇女は異国の地で運命の愛を知る【イラスト付】

    イチニ/天路ゆうつづ

    皇女と王太子と軍人
    ネタバレ
    2023年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 序章あたりでは若干コメディチックだったものが、それ以降はグッと暗い展開へ。
    捨て駒として嫁がされたヒロインは、初恋を引き摺りながらも優しく穏やかな夫に安堵する。
    これからは夫と共にと決意した途端、母国の助けで謀られたクーデターにより夫は殺され、再婚させられた先でも蔑ろに。話の殆どが暗めの展開ですが平民として暮らしていくなかで自我を確立し自立したヒロインの成長は素晴らしい。
    死んだとされていた夫も無事に助け出されてはいたが、絶望と葛藤、後悔と恨みあらゆる感情を押し隠し生きていた。
    偶然、再会するも互いの身元を敢えて確認せず言葉少なに関係を続ける二人の痛ましいこと。
    皇女と結婚するつもりだった軍人。
    自分の都合を優先し皇女の暮らしを慮った結果、長年の思いは告げることも出来ず。
    それぞれのsideがあって良かったです。
    登場人物の年齢設定が高めにしてあるお陰で全体的に落ち着いていて読みやすかったです。

    一箇所、ヒロインは島では偽名を名乗っていたのに同僚に本名を呼ばれている所があって残念でした。
  • 最愛の花

    藤波ちなこ/Ciel

    愛と依存と
    2023年3月14日
    出生にいわく付きの公女と、忌み嫌われる色に生まれ隠されて育った騎士の物語。
    呪術と言うファンタジー要素もありながら、それが全てではない所が良かった。
    不遇な二人が寄り添うように過ごした短い日々。唐突な別れ、辛酸を舐めても公女を愛する騎士。
    希望を見出だした直後に絶望へ落とされる二人。
    読み応えある筋立てで引き込まれました。
  • 蜘蛛の見る夢

    丸木文華/Ciel

    蜘蛛と蝶
    2023年3月13日
    何とも形容しがたい閉ざされた世界観で、現代とは思えない時代錯誤な屋敷での暮らし。
    記憶を失くし目覚めたヒロインの戸惑いと、異常な生活環境。
    共に育ってきたヒロインとヒーロー。互いに好き合っていたのに、ある日を境に冷たくなってしまったヒロインに焦がれる美しきヒーロー。
    焦がれる程に狂っていったヒーローと、焦がれる程に冷たくなっていったヒロイン。
    ミステリー要素もあって面白かったです。
    ヒーローsideが回想としてわずかにしか無かったのが残念でした。
  • 愛執の鳥籠

    白ヶ音雪/鳩屋ユカリ

    上から目線で
    ネタバレ
    2023年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恐縮ですが作者さん、数年前の作品からすると描写が格段にうまくなってらっしゃいました。
    実はソーニャの番外編を先に読んでから購入しました。
    設定はありがちですが訳あり姫と護衛騎士の物語。
    二人の出会いや、置かれている境遇、日々の出来事は慎ましくとも穏やかで幸せな印象です。
    が、結婚直後のヒロインside、自責の念を抱えていても、そんな解釈するのか?と無理やり感が。
    ヒーローsideでは、諦念と厭世にまみれ死なないから生きている少年時代にヒロインに助けられ大切にされ慕われ、空虚だった心を満たしてくれたヒロインへの執着心と愛が溢れていてソーニャ感満載。
    エピローグ、良いですね!。子供だろうとヒロインは自分だけで独占しておきたいと言う、これぞ執着というヒーロー。
    全体的に好きな内容ったんですが、絵が残念でした。絵師さんに申し訳ないんですが子供時代の主人公二人のイラストで爆笑してしまいました。
    それと、冒頭部分で17歳を迎えたヒロインの回想で『16年前 父は母と』と矛盾があります。少なくとも18年前じゃないと計算合わないでしょ。
  • 燕嵐閨中顧話

    コナ

    続きが
    2023年3月2日
    気になります。
    ジャンル的に激し目の閨シーンが多いけど、国や民族間の差別や政治なんかもページ数の少なさで言えば、かなりしっかりした作品。
    同人なので高いんですが買ってよかったです。
  • 色恋は、煮ても妬いても

    美波はるこ

    少し前の
    2023年3月2日
    時代にあったかもしれない普通の生活の中の恋愛ストーリー。
    金持ちでもエリートでもない商店街の話で派手さもドロドロもないですが、時に笑え、時に共感出来るお話でした。
    欲を言えば完太sideもあって欲しかったかな。
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  • 可愛い僕のミア 天然貴族様の愛されメイド

    tsugumi

    なかみは
    2023年3月1日
    すかすかでした。試し読みで面白そうだったので買ってみましたが...。
    高評価の理由はわかりませんがほとんどのページで致してるシーンが見られます。
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  • 理性を捨てて、憧憬を抱く。

    柴寅

    まさか
    2023年3月1日
    これで終わり?
    伏線と思われる椿の家族関係は放置状態ですが…。
    ストーリーはワンナイト相手が勤務先の経営陣でっていう珍しくない設定。
    恋人になって結婚を意識している椿と生活環境の違いから現実的に結婚は出来ないだろうと身を引く覚悟の綾女。
    愛の告白をしたところでぶつ切り。
    連載も一年以上止まってるようですが続きは?
  • 鬼の恋煩い~寵嫁は無垢な愛に溺れる~

    桃城猫緒/逆月酒乱

    掘り出し物
    2023年2月24日
    試し読み荒らし中に発見(笑)。時は平安と思われる時代設定。殿上人の落胤である孤児のヒロイン。容姿と器量に申し分ない事から村人に親切に接されてはいたが孤独から母恋しさに死を望む。
    ある日、美しき鬼と出会い見初められ生け贄として泉に沈むも助け出され鬼と再会。
    生きること、人間の恨み妬み、鬼の純真で無垢な心、愛すること、愛されることを知る。
    ヒーローである鬼が一心にヒロインを愛し互いに献身し合う良いお話でした!。
    人は理解出来ないものを排除し強いたげる醜く稚拙な生き物であると同時に助け合い慈しむことも出来る生き物なんだな、と思いました。
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  • 炎の魔法使いは氷壁の乙女しか愛せない 魔女は初恋に熱く溶ける

    クレイン/ウエハラ蜂

    面白かった!
    2023年2月23日
    けれども親世代の話が好きだったので☆4にしました。
    アリステアとララの情緒面を両方を併せ持つヒロイン。
    アリステアとララの幼少期と同じように親に愛されなかったヒーロー。
    サブキャラとして親世代キャラも登場して前作読者も楽しめます。
    もちろん、この作品単体でも楽しめます。
    が、うーん既定路線というか意外性を感じず。
    安心して読める作品です。
    あと、男らしい精悍なヒーローと何度も文面にあるのにイラストの残念さも減点理由です。
  • 気高き狼は不器用な恋に溺れる【電子限定漫画付き】

    伊倉とう子

    サクサクっと
    2023年2月18日
    進行してもの足りず。
    高評価だったせいかストーリーに期待しすぎました。
    父王殺害から始まり、首謀者と思われる友好国の皇子で軍人のヒーローを暗殺するつもりで結婚するヒロイン。
    ヒロインを恋慕してきたヒーローと、同じく別の友好国の王子(当て馬)。
    ささっと読めるラブラブが読みたい人におすすめです。
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  • 【合本版】劣情の呪縛

    華宮光/よくに

    タイトル通り
    2023年2月14日
    実姉弟ものであるため忌避感のある方は試し読みさえおすすめは出来ません。
    致してるシーンを半分にして双方の心の葛藤、禁忌故の苦悩、年齢的にも産めるのであれば子供を、という焦りの感情、といった描写が欲しかった。有るにはあるが薄すぎて話に入り込めず残念。
    二人の関係に気付き諭し諌めるヒロインの友人と、それをネタにヒロインに迫るヒーロー同僚の対比も何だか薄すぎ。
    自分は何も捨てずに弟と居られる未来を手に入れたヒロインを好きになれないまま読了。
    ちょっと期待していたせいか拍子抜けでした。
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  • 昭和オトメ御伽話

    桐丘さな

    幼馴染み
    ネタバレ
    2023年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 家庭環境が不遇で、幼い二人が互いを支え献身し合う。
    ある種の依存もそこにはあるけれど二人で生きていきたいという執念が良かった。
    大正処女~の登場人物もゲスト出演。珠彦さんの出番が1シーンで少し残念。
    珠代に精神や性的虐;待を受け歪められた仁太郎が常世との再会で安らいで、仁太郎との再会で自我を取り戻せた常世が強くなっていく過程も良かった。
    そして当時不知の病だった結核に罹患した常世と仁太郎は希望から絶望へ。そして太平洋戦争と戦死の報せ。絶望から更なる絶望、読んでいて苦しかった。
    禍福は糾える縄の如し、そんな素敵なエンドでした!
    いいね
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  • 氷の公爵は黒百合の毒婦を愛して離さない

    逢矢沙希/森原八鹿

    毒婦?
    2023年1月21日
    異父兄の行方を探るため、伯父を頼り、戸籍上の父を頼る。そこから侯爵家の養女になったヒロイン。養父の罠に嵌められヒーローと結婚。この間に美貌を武器に他の男に頼った訳でもないのに毒婦と蔑まれ、うーん。これ毒婦なのか?
    ヒロインsideの状況説明が多く、途中ダルくなりました。
    ヒロイン母が兎に角不憫。
    意思が強く行動力あるヒロインと、冷静で決断力のあるヒーロー、ヒロインの心に寄り添おうとする姿勢には好感が持てました。
    ヒロイン兄が父親がクズにも関わらずマトモで良かった。
    しばしの別れを経て、本当の夫婦になっていくラストも良いと思いました。
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  • 私の大嫌いな王子さま

    木下杏/ワカツキ

    言葉遣い
    2023年1月20日
    ヒロインの言葉遣いが下品。あんた、っでさぁ、など17世紀あたりの文化水準の世界で王女として不遇であっても基本的に下町の言葉遣いはない。お陰で話に集中出来ませんでした。
    ヒーローも優秀なのか?疑問だらけ。
    残念な作品でした。
  • すべてがおまえに背いても ――高貴な罪びとを愛した少女の物語――

    我鳥彩子/凪かすみ

    タイトルのかっこ良さ
    2023年1月16日
    に釣られて購入した。
    テンポよく進む話でサクッと読めました。
    設定としてはシリアスですが、ヒロインがお花畑のため8割は軽いのり。そこが途轍もなく残念。
    終盤に向けてはご都合主義過ぎなのではないかな。
    少女マンガ的、鈍感で幼稚な思考と危機感のない現実離れヒロインが好きになれませんでした。
    ヒーローは、そうせざるを得ない境遇のなか自分で行く道を決断していく好感の持てる設定でした。
    読者として想定されている年代ではない(と思われる)自分には面白くなくはない、だけど再読必至ではない作品でした。
    いいね
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  • 【全1-6セット】帝都純愛浪漫綺譚 ~お狐様の恩寵は、最愛を輪廻する~【イラスト付】

    蒼磨奏/ことね壱花

    残念なのは
    2023年1月14日
    イラスト。絵師さんには申し訳ないのですが作品内容に対して雰囲気が全く合っていると感じられませんでした。
    大正後期を舞台に、幼馴染みである主人公二人が互いに献身しながら生き直していく物語。
    ページ数もあって値段に見合った読み応えでした。
    作風である主人公二人の会話やスキンシップが自然で想像しやすい文章のお陰であっという間に読みきりました。
    お狐様も対ヒロインと、対ヒーローでは態度が違うようで良いキャラだと思います。
    ヒーローsideもあって、なるほど、やっぱりか、と思いました。
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  • 勇者パーティから聖女を救ったのは魔王様でした【デジタル修正版】

    びた

    画力が凄い
    2023年1月5日
    背景も手抜きがなくて凝ってます。
    男しか居ない冒険者パーティーに唯一の女性と言うことで性的搾取を受けていたヒロインを魔王が助けだし惹かれあう話なのでストーリー自体は珍しくもないんですが作画は素晴らしいです。
    某イラストサイトで二次作品なんかも出してる作者さんですが、まさか商業作品を読めるとは!
    応援の意味も込めて買いました。ちょう高いとおもいましたけど満足です。
  • 【全1-5セット】獄門先輩の愛が重い インテリジェンスな彼の理解しがたいストーカー行為【イラスト付】

    木陰侘/yuiNa

    ボリュームアップ
    2022年12月29日
    Web版も読んでいたので購入をためらいましたが、買ってよかったです。
    孤独な少年期を過ごした主人公二人。大学で偶然出会うわけですが、獄門先輩とこまちは子供の頃からファンレターで交流していた。
    出会ってしまったことでストーカー化し執着を悪化させた先輩とビジネス被害者として受け入れるこまち。
    こまちの心情がいちいち笑えるのでヒロインsideは内容にしてはシリアスさは薄いです。
    先輩sideは、自身の境遇に対する嫌悪や忌避感、こまちに向ける心情などほの暗くややシリアスです。
    二人のエピソードなどボリュームアップしておりWeb版で分かりづらかった部分も追加されたことで読みやすくなっています。
    いいね
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  • 青き花炎と月下の魔人【完全版】

    杜来リノ/んーと

    殺すどころか恋しちゃう
    2022年12月29日
    魔法や獣人が普通の異世界。
    大罪人の子孫と言うだけで罪を犯していない相手を暗殺しろと命じられたヒロイン。
    恋した気持ちに蓋をして行くうちに誤解からヒーローを死地へ送り込む。
    無事に帰還したヒーロー、だんだんと紐解かれる大罪人の悲しい真実。
    犯罪者を屍人形として使役していることで疎まれていたり、和気あいあいに見えて、実は受け入れていない部分や、反対に親愛を感じていたり、屍人形が消滅したことを哀しんだりとヒロイン同様に読者も感じると思う。
    面白く読んだんですが、場面展開の切り替わり(現在と過去)がイマイチ分かりづらかった。
    編集ミスなのか過去と現在の登場人物の年齢が同じで混乱した。
    最後、3年の任期満了近くに過去の話を持ち出していたが計算が合わない。
    面白かったと言えるんですが値段(2冊合わせた)を考えると星マイナス1かな。
  • 冷徹王は囚われの王女を寵愛する ~雨上がりにさす光~

    虹色すかい/七夏

    タイトルは
    ネタバレ
    2022年12月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対に原題(Web版)の方が良いと思います。なぜサブタイトルにしてしまうのか出版社のセンスを疑います。
    和洋折衷な世界観の架空の国の物語。王位継承と同時に若き王は結ばれるには障害の多い従属国の王女を見初める。
    ある思惑のもと心を通わせない高家の息女を王妃を迎えた若き王。宮廷を蝕み王権を弱体化させてきた高家と官吏たち。
    宮廷闘争や、王妃と王妃の父親の陰謀も面白く読めます。
    従属国の王女であるヒロインを妃に迎えるための王の策謀。王妃の嫉妬など愛憎劇もあって韓流ドラマみたいです(世界観は和洋折衷です)。
    ただね、王妃が悪人ではないだけに哀れでした。
  • タイムスリップ縁結び~大正男子と交わる蜜夜~【電子単行本】

    菫野さとみ

    意外にも
    2022年12月4日
    時代考証がしっかりした作品。大正時代と言うか昭和中頃までは着衣で背後位が標準だった交接。
    後悔を残して亡くなった祖母と、信仰を取り戻したい神。偶然のいたずらで神使いに過去へ連れ去られるヒロイン桜子。ヒーロー正一は亡くなった妻を愛せなかった後悔を抱えつつも宮司でありながら神を信じていない。
    少女期の祖母との三人暮らしで、現代の暮らしで疲弊していた自分を取り戻す桜子。
    徐々に惹かれ合う桜子と正一。
    死ぬ運命だと分かってからの正一の心情が切ない。
    まぁハッピーエンドなので安心してください。
  • 死ぬほど結婚嫌がってた殿下が初夜で愛に目覚めたようです

    栢野すばる/らんぷみ

    笑ながら読める
    ネタバレ
    2022年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ぶっ壊れた美形ヒーロと、爵位だけはある美形のど根性ヒロインの結婚から始まるお話。
    ヒロインの父親が天使と表現されていますが領主としても親としても問題ある人物で笑えます。
    ヒロインは大人になれない父のお陰で苦労しながら生きてきたので精神も口も強いです。
    ヒーローは悲惨な過去と、自身の行ってきた裏家業により精神の均衡が危うい状態。結婚しヒロインに恋したことで穢れた自分を嫌悪するように。
    シリアスな面もあるんですが笑える異常者の歪んだ愛を、精神も口も強く素直になれない美貌のヒロインが受け止める、そんな物語です。
    いや、前半笑が出ちゃってソーニャ感ウッス、だったのですが読後はやっぱりソーニャでした。
  • 痴人の戀

    草野來/成瀬山吹

    ヒロインを
    ネタバレ
    2022年11月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 好きになれるかどうかで評価が変わるかも。
    大正末期を舞台に、実業家であるヒーローに縁あって養われているヒロイン。
    18の年齢差もあって父娘に近い間柄のように過ごしてきた二人。ある時ヒロインは主義者の活動家と知り合いメッセンジャーとして協力者になっていく。大人になりたい少女の成長過程の反抗心と承認欲求をうまく利用したヒロイン実父の元教え子でヒーローの旧友である黒木の手腕。ヒロインの反抗的態度と八つ当たりにイラつく場面でした(笑)。
    ヒーローも娘としてヒロインを見ているわけではないと気付き黒木にヒロインを奪われる事への焦燥から二人の関係が男と女へ変わっていく。
    自由だったはずの大正が昭和に向かっていくなかで思想や言論が統制され始めていく時代の流れ。
    若い頃の挫折をバネにしたヒーローと、挫けた黒木。
    そう言った恋愛面以外が充実した作品だと思います。
    いいね
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  • 狗の戀

    草野來/炎かりよ

    ジャンルが違う
    ネタバレ
    2022年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ TLではない。勿体ない!(褒めてます)。
    軍国化前の時代。エリート将校のヒーローと、兄の仇であるヒーローを殺そうと近づいたヒロイン。
    他の作品なら、ヒーローはヒロインの兄を実は殺していない、とかってなるんでしょうが(笑)、本作では兄は実際にヒーローを暗殺しようとして返討されています。
    主人公二人の感情が変わっていく場面では、笑えるシーンもあったり殺伐とした場面ばかりでなく飽きさせません。
    痴人の戀の青柳氏も友情出演。
    ヒーローsideは軍部の男臭さと縦社会での処世術だけでなく友情と裏切りが描かれています。
    ヒロインsideでは、女性らしい優柔不断さ浅慮さ、情の深さ、強さが語られています。
    この主人公二人には、互いに口に出して好意を伝え合うと言うシーンはありません。
    その代わり、閨シーンで感情を互いに読み合います。時代設定的にも男が簡単に惚れたはれたを口にしない時代なので、そういった台詞が無いことで軽くならずシラケずに読めました!。
    龍の執戀が好きな人にはオススメです。
  • 偽りの護衛は聖女に堕ちる

    ちろりん/緒花

    うん、ソーニャだった
    ネタバレ
    2022年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 珍しくはない設定でしたが、面白く読めました。
    幼少期に孤児院への慈善活動でお礼を言われたことで、地道な慈善活動を続けてきたヒロイン。
    その活動が民衆に受けていることでヒロイン父はヒロインを利用し政治の表舞台への足掛かりの道具にする。父娘の親愛もなく道具と扱われていると理解していても反抗できず自己主張も出来ないヒロイン。
    やがて、ヒーローが護衛として近づきヒロインに聖女と呼ばれ利用されているだけでいいのか?と囁き始め。
    陽キャの護衛に裏切られ、ヒロインはPTSD状態に。
    ヒロインに親身に寄り添い救うヒーロー。
    このヒーロー、いい人ではありません(笑)。が、ヒロインを大切にしています。
    ヒーローsideもあります。
    終盤、ヒーローが自分を裏切っていてもいい。自分を一人の女性として見いだしてくれた彼だから。と言い切るほど強い精神力を芽生えさせるヒロイン。
    ヒロインの心情がどこか歪ではありますが、純愛です。
    親に散々利用され搾取されてきた子供たちが復讐を果たし幸せになるお話でした。
    いいね
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  • 婚約者に側妃として利用されるくらいなら魔術師様の褒賞となります

    まつりか/御子柴リョウ

    見目麗しい
    2022年11月12日
    どこかズレたヒロインに迫られ、陥落する魔術師ヒーロー。
    Web版にはなかった二人のデート話には笑わせてもらいました!。
    王太子の婚約者として学問や立ち居振舞いを極めることで愛してもらえる、と盲信していたヒロインが己の過ちに気付き、利用されるくらいなら自ら愛してもらえるよう努力し一人の女性として愛されたいと祖国を救った隣国の魔術師に持ちかけるところから始まるお話。
    ヒロインと婚約者である王太子との会話中のヒロインの心情が軽妙です。
    ヒーローもハニトラを警戒しつつも、懸命に自分を口説こうと苦戦するヒロインに惹かれ、最難関の問題が発生しないことで生まれて初めて身も心も弛しあえることに歓喜します。
    ヒーローのヤンデレ発言をヒロインが喜んで肯定するのも笑えました。
    いいね
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  • 私の推しは当て馬です! 転生して義弟を可愛がったらめちゃくちゃ執着されました【特典付き】

    クレイン/白崎小夜

    農業改革
    2022年11月4日
    転生ものってワンパターンで好きじゃないんですが、作者さんを信じて買ってみました。
    農業改革に邁進するヒロインと、訳あってヒロインの家に引き取られたヒーローの時にコメディ、時にシリアスな物語。
    ヒーローsideもあり、ヒロインへの恋情や自身の生い立ちなどの視点も楽しめました。
    前世ヒロイン無念に思っていたことが転生したことで叶えられ、ヒーローも薄幸の境遇から愛し愛される生を得られました。
    趣味の園芸から明確な意図をもって麦の改良に着手するヒロイン。これが国の安寧をもたらし訪れるであろう戦争も回避。
    作者さんを信じて良かった。
    いいね
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  • 幼なじみの君と不埒な愛の証を刻みたくて

    本郷アキ/石田惠美

    レーベル仕様の
    2022年11月4日
    ラブシーンたっぷり作品。
    作者さんの、幼馴染みシリーズ(勝手に名付けてます)が好きで購入しました。
    今回のヒーローは他2作品に比べればマイルド(笑)。
    前半の二人のやり取りは、ニマニマしながら読みました。
    兎に角、ラブラブしている話なので変なスレ違いなどなく読めます。
  • 幻花の婚礼

    染井由乃

    ツンデレvsヤンデレ
    ネタバレ
    2022年10月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ Web版が、かなり中途半端だったので購入するか物凄く悩みました。買って正解だったとは思います。
    サブタイトルにありますが、ヒロインの贄で人間のヒーローと、ヒロインを愛する兄(実はヒロインの元護衛騎士で元婚約者)との三角関係。
    吸血鬼一族のヒロインと兄。二人の関係は兄妹にしては耽美的でただならぬ雰囲気。
    ヒーローは幼少期の記憶をなくしていながらも自身の名と最愛のひとの最期だけは覚えており復讐に燃えている。
    贄であった期間、顔を隠していたため兄はヒーローの顔を知らず、密かにヒロインが名付けていたヒーローの名前も知らなかったことで、ヒロインとヒーローが婚約できたんですけど、切ない。
    ヒロインから記憶を奪い、心からの晴れやかな笑顔を向けてほしいとこいねがい、偽装家族を用意し兄に成りすましたのに、ついぞ叶わず。
    ヒーローも目の前でヒロインが殺され(たと誤解)、吸血鬼に散々弄ばれ死ぬ目に合いながらもヒロインを忘れない精神力、凄い。
    ヒロインは純粋に贄であった彼を愛しみ潜在的に吸血を忌避するなど記憶の断片を夢に見ながら兄への負い目と憐憫に縛られていて、ヒーローと再会しなければ流されていったのかな…。
    Web版とはヒーローの背景設定が最も改変されており、中途半端だった部分もスッキリしていたので不満は解消されました。
    花びらの舞う幻想的な世界で出会ったヒロインとヒーローの純愛。そんなお話でした。
    ちなみに、タイトルにある婚礼ですが描写は皆無です。
    いいね
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  • 転生したら魔王様に溺愛されました【単行本版】

    フォクシーズ

    終わってしまった
    ネタバレ
    2022年10月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前世の記憶のないヒロイン(元聖女)と、聖女が命をとして封印した魔王が復活し異世界に転生したOLヒロインのもとに現れ恋するお話。
    最後まで前世の記憶を完全に思い出すことのなかったヒロインですが、魔王の優しさ、孤独、聖女への恋慕に触れていくうちに恋に落ちる。
    ヒーローである魔王も聖女の面影を追うのではなくヒロインに恋をする。
    愛を知ったことで闇の魔力と聖なる魔力を得たヒーロー。
    ヒロインは魔力覚醒することはありません。
    異世界の異常事態を知り力になれるなら、と異世界へ向かう二人。
    死に別れになることが運命づけられている二人。
    ヒーローはヒロインを死なせないために自身を犠牲に!。
    いやー、結末は予想通りでしたけど(笑)、絵柄が好きだったしヒロインを大切に大切に扱うヒーローが大好きです。
  • 破滅の魔術師は、人形姫に終焉の恋を捧ぐ

    染井由乃/睦月ムンク

    なかなかシリアス
    ネタバレ
    2022年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数もそれなりにあって、生け贄、差別といった重たい内容もあり気軽に読むのは難しい作品です。
    作者さんの多くの作品で共通してますが(笑)、登場人物の病んでる具合が好みを分けると思います。
    18歳で生け贄として死ぬ定めを真摯に受け入れ穏やかで優しいヒロイン。ですが、自身が人形姫としか見られていないこと、死んで当然と思われている事に複雑な感情を抱いています。
    差別と暴力を受けることが当たり前ながらも、ヒロインを大切にし生け贄の儀式で殉死するつもりでいるヒーロー。ヒロイン以外の事柄には感情を揺るがせないヤバい思考の持ち主。
    孤独な二人は互いに想い合っています。物語りはヒロインが死に戻ってから、何故ヒーローが国を滅ぼすほどの厄災を起こしたのか、の部分と生け贄制度の裏側の部分がミステリー仕立て。
    前者はヒロインが、後者はヒーローが真相を突き止めます。
    死に戻ってから初めて知るヒーローの生い立ちや魔術、併せて互いに献身しあう二人。
    バッドエンドもチラつく作風(作者さんバッドエンドもあるので)。
    愛し合うシーンはキス、抱きしめ合う程度です。
    あまり明るさがないので軽い話が読みたい気分の時にはオススメ出来ません。
    いいね
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  • 人間不信な王子様に嫁いだら、執着ワンコと化して懐かれました

    葉月エリカ/Ciel

    レーベル通りの
    ネタバレ
    2022年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ エロエロエッサイム(死語?)。ヒーローsideが極僅かあります。
    ヒロインは孤児院育ちの気立ての良い女性。自分を卑下して卑屈さ満開のジメジメではないので好感が持てます。教養が無いことを恥じヒーローに読み書きを教えてもらう等、向上心と行動力もあります。
    ヒーローは動かなくなった体と失った自信や人間関係などで自棄っぱち。でも当たり前の事だとヒロインに肯定されたことで前向きさを徐々に取り戻していきます。
    作中作の朗読場面でヒロインが思う感想が笑えます。
    主人公たちは想いを伝えあってからは兎に角エロエロエッサイムです(笑)。
    真剣に陰謀や宮廷劇が読みたい人にはオススメ出来ませんが、軽い気持ちでラブラブしてる明るい話を読みたい人にはオススメです。
    いいね
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  • 糸を噛む~死を待つ王女に捧げる仕立て屋の深愛~

    浅見/鈴ノ助

    ある意味
    ネタバレ
    2022年8月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異色なヒーロー。王族でもなく、高位貴族でもなく、騎士でもない仕立て屋。実は剣の腕が、ってこともない普通の男。
    ヒロインは王女として弁えた女性で、一目惚れの恋を胸に秘め嫁ぐまでは、とヒーローに想いを寄せていた。
    7割はヒーロー視点ですが、ヒロインの秘めた想いもしっかり伝わってきます。
    Web版の時も何度も読んだ作品で購入するか悩みましたが買って良かったです。
    ヒーローは見かけは紳士的ですが内心は下町育ちの口調も乱暴で粗野な部分があって辛辣。
    ヒロインは、何の弁明も許されず無実の罪で処刑が決まり王女として刑を受け入れ最期にヒーローと過ごす時間をよすがとします。
    短い逢瀬のなか芽生えた感情に動かされ、ヒロインを死なせないために行動するヒーロー、かっこいいです。
    また、ヒロインも王女としての自分を捨て一人の女として生きようと決断。
    サブキャラも魅力的です。

    Web版の時から修正されていない箇所があって。
    脱出時、ウィッグは着けてなかったのに脱出後ウィッグを外した、となったままでした。
    まぁ、些細ですが気になりました。第2版の時は修正されてるといいな。
  • ヤンデレ騎士の執着愛に捕らわれそうです

    犬咲/緋いろ

    二本立て
    ネタバレ
    2022年8月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一本目は表紙絵の猫系亜人と修道女の話。
    年下ヒーローが自分の命を省みず救ってくれたヒロインと暮らすうち愛し手に入れる話。
    修道女のヒロインも弟だと自分に言い聞かせないといけないほどヒーローを異性として意識し愛している。
    修道女であるヒロインを伴侶にするために策を練ったヒーローが、ヒロインが心の拠り所とする祈っても応えることのない神にすら嫉妬しちゃう可愛いヒーロー。
    二本目は、一本目のヒーローが仕える侯爵とその妻が結ばれる話。こちらは蜘蛛の亜人のヒーローと王女がヒロイン。二本目の方はコメディよりです。
    献身的な変質者ヒーローと、ヒーローを愛し種族の壁や身分すら打ち破る覚悟でヒーローに迫るヒロイン。
    どちらの作品も人間による亜人への暴力や差別が描かれています。
    Webの方には一本目の冒頭部分がなぜ起こったのか、のスピンオフがあり、そちらもオススメです(笑)。
    値段高目ですが二本読めると思えばお得だったと思います。
  • 鳥籠 ~孤独な伯爵令嬢は次期公爵の蜜愛に溺れる~

    皐月もも/森原八鹿

    ソーニャ風味
    ネタバレ
    2022年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短めの作品ですが、ソーニャだったっけ?と想うほど歪んだ愛です。
    ヒロインは事故により視力を失くし、予てより両親からは八つ当たりされてきた薄幸の女性。意志は強くなく流され気質。
    ヒーローがなぜいきなりヒロインを連れ去るように嫁がせてきたのか?。中盤にかけて穏やかで大切にされてはいるが異常とも言えるヒーローの執着に疑問を持つヒロイン。
    角膜移植で視力が回復し自身がヒーローが愛した人の身代わりだったと気づくヒロイン。
    このヒーローの執着愛を身代わりではなく自分に向けさせるヒロインも突き抜けてる(笑)。
    好みは分かれそうですが、ソーニャが受け入れられるなら問題ないと思います。
    ヒーローsideがちょっと不気味かも知れないですが、最終的にヒロインを愛するようになるのでハッピーです。
    面白く読みましたが短い中にベッドシーンが多く食傷気味になりました。
    いいね
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  • 戦傑の花嫁

    おやぬ

    えー
    2022年8月14日
    完結済みだったとは!てっきり続きがあると想ってました。
    ノルド神話の北欧がモデルの作品です。
    家族が戦死したことで貴人から下女に身をやつし時に慰み者にもされていた(と感じられる描写あり)ヒロイン。
    船上から海へ落下し敵国一の戦士に花嫁に望まれる。
    どんなに武勇を謳われても、いつか戦場で散る。
    ヒロインがヒーローを喪うことに恐怖しつつも結ばれて。
    あー、もっと続きが欲しい。
  • 指環が紡ぐ運命の赤い絲【完全版】

    姫沙羅/るきと

    切ない系
    ネタバレ
    2022年8月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローには幼少期から決められた婚約者がいます。ヒロインは幼少期に一目惚れしたヒーローの傍に少しでも近づきたいと性別を偽って魔法士となった。
    ヒーローは全てを知った上で、幼少期から好きだったヒロインを自分専用ペイジにし夜伽を命じます。
    ヒロインは色々自分に言い訳しつつ傍に居るために何もかも受け入れる。
    ヒーローの婚約者、公爵令嬢という身分ゆえに傲岸な面もありますが性格は悪くないです。
    絶対に結ばれない未来しかない主人公二人。
    複数視点で進むので、なぜ、どうして、が受け入れやすくはあります。
    しかし、婚約者がいるのに、そう言う関係になって愛し合う話しなので許せないかたは読まないほうが良いです。
    ヒーローの指環をヒロインが嵌めたことで運命の番であることが判明。
    ヒーローに自分達が運命の番であることを隠し身を引くヒロイン。
    ヒーローに愛されたかった公爵令嬢は、二人の愛の深さを目の当たりにして…。
    万人受けするヒーローではないと思いますが、ヒロインを愛しているがゆえ、儘ならない事情もあって歪です。
    表紙の絵、イメージと違って残念でしたが挿し絵はありません。
  • ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

    沖田弥子/御子柴トミィ

    ヤンデレとまでは
    ネタバレ
    2022年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 思わないですけど、ヒーローは兎に角ヒロインが好きってことでした。
    ヒロインは幸せだった経験がなく、愛されたり慈しまれたりせず大人のなった女性。親の顔色を見ながら育った私は何となく心情が理解できます。
    あー私は幸せになれないんだな、好きな人たちに捨てられるんだなっと後ろ向きな思考。
    ヒロインの元カレの浮気相手である後輩は何がしたかったのか?元カレ的には自分に惚れておりセック○できる無料の家政婦だったのがヒロインなんでしょうが、後輩の行動は意味不明でした。
    ヒーローsideが多少あり、ヒロインへの想いであったり元婚約者との経緯、二人の出会いが語られます。
    坊っちゃん育ちのヒーローですが、実家と無関係な会社に就職し自力で実績を積みながら理不尽な経験をするなど気概ある青年です。
    一目惚れしたヒロインをゲットすべく転職しヒロインが元カレと別れるまで待つなど我慢も出来る。
    付箋紙のくだりは終盤ヒロインがごちゃごちゃ言っていましたが、在庫に辿り着く前に元カレと別れたのでサッと流せるんじゃ?とモヤモヤしました。
    ヒーローの元婚約者の人として問題ある言行動を目の当たりにしておきながら、離婚して彼女と結婚したほうがいいと言ってしまうヒロイン。これはひどい。しかも目の前でヒロインを妻と明言してくれているのに。
    愛されている実感はあっても、言葉で伝えられていなから信じることが出来ないというヒロインの心情。自身も相手に伝えていないのに、という葛藤。
    性格はとても良いので許せますが、要するに面倒くさいヒロインでした。
    ヒーローは、直截に希望や要望を伝え人前だろうがラブラブしてしまうタイプでした。
    物語の7割位はラブシーンで、強靭な、というフレーズが多い作品でした。
    このヒロインにとって、ヒーローはヤンデレとまでは言えないと思います。
    ヒロインが、ここまで愛してくれるなんて嬉しいって想ってるし嫌がってないので。
    暗くならず、ささっと読める作品です。
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  • 白薔薇は枯れてもなお芳しく【SS付】

    青井千寿/逆月酒乱

    枯れてはないのでは?
    ネタバレ
    2022年8月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 若い激情の恋や愛ではなく、双方人生経験を積んでからの恋。
    ヒロインはヒーローとは初対面ですが、ヒーローはヒロインが愛妾だった頃に王宮で見初めているのでヒロインが愛妾だったことを受け入れています。が、愛妾になった経緯について誤解しています(自ら進んで侍女から愛妾になったと)。そこの誤解を解消しておらず、ヒロインをそう言う目線で見ている部分が序盤はあります。
    それさえも凌駕していったんでしょうがモヤモヤっとしました。
    ヒロインもからくり箱に愛妾時代に王から貰った恋文を入れヒーローに渡し、箱を開けられたら夜の夫婦生活致します。と王に気持ちを残してると暗にヒーローに知らせようとします。
    王から貰った恋文、に対するヒロインの思い入れがいまいちピンと来ない描写だったせいかヒーローに失礼だと思います。あげくそれを読んだヒーローを拗ねてるといって詰るとは。
    狩猟のため訪問した王と再会し、ヒロインを陵;辱しようとした王に決闘を挑むヒーローに本当に愛されるとはこう言うことだったのだと気づくヒロイン。
    ヒーローの3番目の妻は妊娠中に浮気相手の子供だからと言って離婚したくせに、産まれてみればヒーローの子供だったと突如子供を押し付けてくる厚顔無恥な女。
    ヒロインが前妻に仕返しするシーンは笑えました。
    子供を欲していながら得られなかったヒーローにとっては色んな意味で苦くも幸いでした。
    ヒーローsideもあって、ウジウジした話ではなかったです。
    お互い打算もありましたが結婚した二人が愛し合うことができハッピーエンドでした。
  • 私が死んで満足ですか?

    マチバリ/薔薇缶

    あー、
    ネタバレ
    2022年8月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ よくある婚約破棄の話ではないです。
    王族が一方的に衆人環視の中で婚約破棄を宣言する。それがどんな結果をもたらすのか、ヒロイン妹の幼稚な浅はかさと、王太子という身分にありながら婚約の重みを理解していない思慮のなさ、ヒロイン実家のみっともなさが淡々と語られる。
    ヒロインの表面的な部分にしか興味、感心のなかったもの達はヒロインの死で破滅してゆき、内面に触れた管財人と商人は救われる。
    ヒーローは初恋のヒロインが死んだことで、ヒロインを苦しめた元凶である王太子、ヒロイン妹、伯爵夫妻を追い詰めていく。
    死んだとされていたヒロインの生存が分かり、ヒーローと対面します。
    ここまで主人公二人は終盤まで面識がある、っていう程度でしかありません(互いの身分を正しく知っている状態で)。
    よって、恋愛に関する二人の感情描写はほんの僅かしかなくラブシーン(キスシーンすら)は皆無です。
    ハッピーエンドなんですが、ハッピーになったことすら淡々と語られています(笑)。

    二人で苦難を乗り越えた話でもなく、愛が深まりゆく話でもない。
    Web版には番外編もあり、二人が子供を設け幸せそうな感じは他者視点で語られています。
    うーん。複数視点で面白く読めたんですけど、また読み返すほどには思えませんでした。
    値段故の期待もあったせいもあります。

    あと、イラストが残念過ぎました。
  • 純愛の業火

    荷鴣/Ciel

    今回も安定のひどい国(笑)
    ネタバレ
    2022年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ページ数が多いので結構、読むのに疲れました。
    弑虐された先代王の息子であるヒーローと、王位簒奪した現王の娘であるヒロイン。
    偶然幼少期に出会った二人は大人たちの思惑で離れ離れに。
    ヒロインに忘れられても、ヒロインを護りいつか二人で国を出ようと暗躍するヒーロー。
    作者さんの作品では定型と言える展開ですが、ヒーローはヒロイン以外に興味はなく無慈悲。
    ヒロインは素直で健気で気が弱く頭は回らない女性。
    ヒーローは自身の生き残りとヒロインを手に入れるため国ごと滅ぼそうとします。
    あとがきにもありますが、今回は長かった(汗)。
    ですが二人のラスト、あー!もう少し長くても読みたかったって感じでした。

    ソーニャ番外編で幸せそうな様子が伺えますが、本編でも読みたかったかな。
  • 無口な公爵令嬢と冷徹な皇帝~前世拾った子供が皇帝になっていました~

    ベキオ/藤未都也

    二人の過去が酷い
    ネタバレ
    2022年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バケモノ姿のヒロインと、キラキラしい天使のような子供のヒーロー。二人が出会うまでも過酷だが、別れの時も酷い。
    意図したことではなかったが、ヒロインを生き返らせたいヒーローが施した術?によりヒロインは転生する。
    再会から2日で婚約(笑)。原作Web版と筋立てなどは変わっておらず、加筆で分かり辛かった事柄も整理されて読みやすくなっていた。
    ヒロインが心情を吐露する場面、本来ならシリアスなシーンも津軽弁?のせいで暗くならない。
    が、シリアスなほうが良かったような気もする。
    主人公二人の視点とヒーローの側近視点もあります。

    話は面白く読めたんですけど値段がね~。
    もう少し愛し合う二人が読みたかった。
    いいね
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  • 背徳の甘き毒 眠りの黒い森

    西條六花/鈴ノ助

    悪くないけれど
    2022年6月23日
    ベッドシーンが多すぎかなっと。
    ヒーローsideもあり、なぜヒロインが守られ続けてきたのか、といった点も分かります。
    うーん、なんでしょう。面白く読めたんですけど期待したほどではなかった。
    ヒロインが目覚めてから秘密が漏れだすのが早く、色々と後手に回ってしまい、挙げ句ヒロインが事件を起こしてしまう。
    やがてヒーローの秘密を知り、忘れていた(記憶)67年前の出来事を思い出すヒロイン。
    ヒロインを人外に変え伴侶にしようと執着していた少年sideもあります。
    背徳的感情に囚われるヒロインと、既にそこは受け入れて目覚めを待ち続けて来たヒーロー。
    少年を倒したあとの二人の幸せな暮らしなんかがあればよかったなぁ。っと思いました。
  • いとしい君と愛を編む 極上御曹司が見せたみだらな独占欲【イラストなし】

    宇奈月香/園見亜季

    あー、
    ネタバレ
    2022年6月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 愛しい君に~のヒーロー伊織のライバルだった征が本作のヒーロー。
    愛しい君に~、発表時点でスピンオフ予定がなかったと思うので仕方ないですが、征が美緒(前作ヒロイン)以外に執着してなかったキャラだったし本作のヒロインを養育していた描写もなかったため違和感が拭えず。
    かえって、前作を読んでいないほうがよかったかも。
    特に結婚ワードに関しては、征は美緒に何度も結婚しよう、と言っていたし。
    本作のヒロインを預かることになった経緯も乱暴。
    ヒロインの亡くなった母親と征の関係も曖昧、そんな人に子供を託すか?
    ヒロインがヒーローに恋するのは分かるし、年齢という越えられない壁や、征と美緒との関係に苦悩するのも世間知らずで閉ざされた世界にしかいないヒロインならではの幼稚な心情も理解出来ます。
    よく分からないのはヒーローのキャラ(笑)。
    地位も財力もあるが自分の心を守るため誰にも愛を返さず、刹那の一時で終わらせてきたような男。
    たぶん、ヒーロー主軸のストーリーのほうが良かったのかもしれません。
    ヒロインは、ありきたりな設定でしたから。
    前作の主人公夫婦の家庭との対比も孤独であるヒーローの環境対比として活かせていないような。
    まー、単体作品として読めば問題ないですが。
    紫の上のように大人の男が幼女を自分好みに育て囲う話としては中途半端だったと思います。
  • カタブツ聖騎士様は小悪魔な男装美少女に翻弄される 甘い口づけは執愛の印

    クレイン/ことね壱花

    美人だと自己認識あるヒロイン
    2022年6月8日
    大抵のTL小説で、自分の美しさに気づいてない設定が氾濫するなか潔く美人な自分を肯定し武器に使える男装のヒロイン。美人だと肯定しちゃいけないのか?と数多の作品で思っていたので本作の設定大好きです。
    美人だと肯定し危機回避するほうが断然納得できる。
    聖女設定もヒロインに何かの力が有るわけではないってのも良かった。
    数多の作品で、美形、金持ち、無双のヒーローが溢れるなか本作のヒーローは金持ち以外は該当しない異色キャラ。
    しかし、世間知らずではあっても誠実で真っ直ぐな魅力ある男性です。
    ヒロインを愛し護りたい命を懸ける、素敵なヒーロー。
    ヒーローの家族も素晴らしい。
    何も持たないヒロインと、色んなことに責任感をもち受け入れるヒーローはカッコいい。
    絶世の美女ヒロインがヒーローの人となりに惹かれてしまうのも納得でした。
    ヒーローsideもあるので一方的な話しではないのがいい。
    作者さんの作風故にシリアスとコメディの見事な融合でした。
    笑いあり、シリアスあり、勿論エッチありのお話でオススメです。
  • 完璧御曹司が異常な愛し方で迫ってきます

    斉河燈/秋吉しま

    ヒーローの異常な愛情(笑)
    2022年6月7日
    偶然の出会いから唐突な別離となった十代の二人。
    ヒロインは純情純粋に少年に恋した日々を忘れられず過ごしてきた。
    ヒーローは唐突な別離の原因となった父親を恨み、純粋だったはずの恋情を歪ませたうえで財力と権力を携えヒロインと再会。
    シリアスさは1ミリもなく突き抜けた変態ストーカーへと変貌したヒーローに、ドン引きしつつも惹かれてしまうチョロいヒロイン(笑)。
    ヒーローの突き抜けた性癖にビビるヒーロー父にも笑わせてもらいました。
    当て馬もおらずあくまでも主人公二人の恋愛模様と、主人公二人の家族との有方が描かれたお話です。
    ヒーローの性癖を隠しているようないないような変態っプリに笑わせてもらいました。
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  • 鋼鉄秘書ですが、女嫌いなCEOの恋愛教育係を拝命いたしました!

    臣桜/cielo

    ラブコメ
    2022年6月3日
    作者さんの作品は数作読んでいたんですが、ラブコメは初めてだったので新鮮でした。
    トラウマもちでオタクのヒーローと、家庭環境に問題のあったヒロインのラブコメ。
    ザマァな展開がないのが残念でしたが、ヒーローのトラウマ原因となった令嬢と、ヒロインを売り飛ばした実母には天誅があってよかったのでは?。
    この作者さんのヒーローは異常な執着愛がデフォルトだと思っていたので、本作のヒーローが爽やかだったのも意外でした(笑)。
    2巻ありますが、すらすら読める作品です。
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  • 果てなき渇愛 孤独な皇帝と死にたがりの聖女【イラストなし】

    臣桜/Ciel

    生き甲斐を感じていない聖女
    2022年5月22日
    聖人の生まれ変わりであるヒロインは、教会の言うがまま生きてきた。愛されることを知らず誰も愛さない聖女。
    出来れば死にたいくらい自分の力が疎ましい。
    ある時、隣国へ向かう最中に刺客に襲われるが予てより聖女を盲信する傭兵に助けられ向かう先の皇帝(ヒーロー)に出迎えられ運命が動き出す。
    愛を求めても得られなかった二人が恋に落ち、ヒーローは一人の女としてヒロインを愛する。
    ヒロインは聖女であり人ではないと盲信する傭兵や教会、ヒーローの皇帝という権力と地位を欲する従妹。
    なかなか面白く読めたんですが、閨シーンがくどくて食傷気味に。
    個人として誰からも愛されず生きてきた二人が、互いの孤独を癒し愛し合うという王道ストーリーです。
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  • 左遷騎士と恋する羊飼い

    阿部はるか/ウエハラ蜂

    ほのぼの系
    2022年5月20日
    高評価に釣られました。
    ほのぼの系のお話で、ドキドキ感は薄いかな。
    ヒーローsideが全くないためヒーローの思考がいまいち掴みきれず、女性に対して朴念仁で鈍いが好青年であるというのは分かりました。
    ヒロインは不器用で健気、穏やかな性格ながら捨て子という生い立ちからか特別愛されたり愛した事がなく、自己肯定感が薄いためヒーローのためならと、あっさり身を引いてしまう。
    うーん、すらすらっと読めましたが、ほのぼのしてたなっという感想です。
  • 禁断 ある御曹司の危険な愛【イラストなし】

    山野辺りり/潤宮るか

    あー、やっぱり
    2022年5月19日
    たぶん、そうだろう。とヤマをはって読み進め、あー、やっぱりか。という感想です。
    ヒロインの心情描写とベッドシーンが延々と続きます。
    主人公二人の親が、かつて不倫関係にありヒーロー父から二人は兄妹だと告げられ、ヒーローの前から姿を消したヒロイン。
    近親○○だったとしても別れる気なんて微塵もないヒーロー。
    エピローグでほんの少しヒーローsideがあり、ヒーローのほの暗い心情と父への仕打ちのほうが余程面白いくらいでした。
    いいね
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  • 森の隠者と聖帝の花嫁

    富樫聖夜/春野薫久

    普通に楽しめました
    2022年5月6日
    作品さん書くヒーローにしては明るいキャラです。
    ただしヤンデレである点は一貫してます(笑)。
    ヒロインは額の痣の本来の意味を知らない国の王女として生まれたゆえに王族としては虐げられています。
    優しい乳母と侍女と庭師の爺との穏やかな暮らしのお陰で歪まずに成長。
    宗主国の皇帝の皇后候補に上がったことから襲撃され逃亡し森で出会ったヒーローに恋をする。
    ヒーローの素性など読者には分かりやすいです。
    ヒロインを虐げる継母と異母妹、ボンクラの父、宗主国の貴族があっけなさ過ぎました。
    さささっと読み終われました。
    いいね
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  • 死神騎士は最愛を希う

    蒼磨奏/森原八鹿

    ソーニャです
    2022年5月5日
    他のレーベルで多数読んでいる馴染みの作者さんで期待してました!。
    ヒーローの歪みきった激重愛は、孤独に苛まれ暮らしてきたヒロインを救う究極の愛でした。
    二人の壮絶な別離の苦しみにより互いに執着し合い、それを糧に生き抜いてきた二人。
    設定はよめるので意外性は感じませんでしたが、ヒーローの問答無用の冷血ぶりは大好きです(笑)。
    ソーニャ作品のせいか普段の軽妙な会話は控えめでしたがヒロインだけに優しい冷血ヒーローが好きなのであればオススメです。
  • 呪われ騎士は乙女の視線に射貫かれたい

    八巻にのは/なま

    大事なところで
    ネタバレ
    2022年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物の名前が間違っているのが物凄く残念です!。
    作者さんらしい変態ヒーロー(笑)の、設定もぶれているのも気になりました!。
    序盤で童貞とはっきり書かれているのに濡れ場では、経験者に。
    そんな気になる点をスルーしながら読む必要があります。
    ヒーローが受けた竜の呪いは、愛する人が出来ると進行してしまう厄介なもの。
    また、ヒーロー兄の心の闇と、ヒロイン兄の苦悩もヒーロー同様に厄介。
    ヒロインは、絵の才能に恵まれながら故国で受けた誹謗中傷で心に傷を負っている女性。
    呪いの進行により人ではなくなっていくヒーローは、可哀想でした。
    ストーリーはコメディタッチなので暗くならず極端な性格の二人のラブコメとして面白く読めました。
  • 贖罪結婚

    富樫聖夜/アオイ冬子

    わりと王道
    2022年4月21日
    幸せだったヒロインの少女時代がある日突然終わり、全てを圧し殺し過ごす修道院での穏やかな生活。
    ヒロインへの恋情が悲劇のきっかけとなったヒーローの贖罪。
    物の道理が狂っている王と王の愛妾と、その姪。
    ヒロイン一族は王政の変革をもたらす切っ掛けとなり王妃とヒーローにより復讐と王家の狂った歯車がただされるストーリーでした。
    まぁ、溺愛加減は少なめだと思います。
    イラストが本文中の描写と解離してるのが気になりました。
    ヒロインは髪を結ってるのに、未成年女性の髪型である垂らし髪であったり子供っぽすぎ。
    作者さんの他の作品でもそうですが、~はヒロインには聞こえていない(見えなかった、気づかなかった)という表現も多い。間近にいるのに聞こえない呟きならいれなきゃいいのに。もしくはヒーローsideに入れ込むとか。
    ストーリーはわりと王道でしたので普通に楽しめました。
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  • 竜王様は愛と首輪をご所望です!

    八巻にのは/成瀬山吹

    ソーニャ感は薄い
    ネタバレ
    2022年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 魔力がほぼない魔女と、竜王だったヒーローのコメディ。ソーニャ作品と思えば歪みは全くありません。
    ただ、ファンタジー溺愛ラブコメとして面白く読めました。
    作中世界最強のヒーローを、そうとは知らず弱くて小さく不細工で可愛い竜だと思って長年二人で過ごしてきたヒロインが、番の契約儀式で出現したイケメンマッチョヒーローに変態的に愛されるお話です。
    ヒロインは、お人好しで臆病な純粋なキャラ。
    ヒーローは殺戮と残虐の限りを尽くし、それだけが刹那の悦びだった過去をもち、本性でもあります。
    そこはヒロインに極力見せないだけでヒロインに害なす者には容赦ありません。ヒーローsideもあります。
    作中、名言されていませんがヒーローのセリフから鑑みヒロインとの寿命差も解決するんだろうと想像しました。
    ソーニャ感は薄いので笑いながら読めると思います。
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  • 王弟殿下のナナメな求愛

    桜井さくや/氷堂れん

    残念なヒーロー
    2022年4月20日
    自分を好きに違いない!、と疑うことなく信じ自分の格好良いところを見せたくて頑張るヒーロー。
    ヒロインの心のうちとの違いに笑わせてもらいました。
    結婚してから、実はヒロインはヒーローに嫌がらせされている、と思っていたと知ったヒーローの情けなさ。
    誰からも愛されて誉められるだけで育ってしまった故の独り善がりではありましたが純粋なヒーローの気持ちを知ったヒロインも素直に反省する、ある意味似た者同士のカップルでした。
    これはリアルの話ではないと分かっているんですが、高位貴族の令嬢(夫人)なのに侍女が居ないなど不自然な設定が気になります。
    簡単に男と二人きりになる状況もあり得ないなぁ、と思ってしまいました。
  • 黒衣の仮面公と渇きの令嬢~ひと夜の夢は愛のはじまり~

    更紗/唯奈

    ページ数の問題かな
    2022年4月3日
    ヒーローの元婚約者と、ヒロインの幼馴染みの二人が当て馬として登場するんですが、短めの作品なのでうまく活かされていなかった。
    そこが残念でした。
    年齢設定がいまいち分からなかったんですが、恐らくヒロインより年上で、容姿を損なったヒーローと、没落する貴族令嬢が出会う。
    損なった容姿さえ受け入れ(気にせず)、損得なしに笑顔を見せてくれたヒロインに恋する。
    ヒロインは天真爛漫でありながら、貴族社会に蔑まれてきたことで自分を卑下し、ヒーローの言葉と態度を素直に受け取れない。
    短めの作品なので、当て馬をどちらか一方にしていればもっと楽しめたと思いました。
    ささっと読めて良かったんですが、ちょっと惜しい作品。
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  • 悪役令嬢と鬼畜騎士

    猫田/旭炬

    ヒロインが煩すぎ
    ネタバレ
    2022年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めのうちはクスッと笑っていられるんですが、余りにもヒロインの心の声がウザすぎて読み飛ばし続発。
    せっかく、ストーリーの筋立てが良かったのに残念です。
    ヒーローsideもたまにあり、ヒーローsideのほうがしっかり読めます(苦笑)。
    シリアスな展開中もヒロインの煩い地文がなければ、もっと引き込まれたのにな、と思いました。
    ヒーローはヤンデレ美形の最強魔法騎士です、少年の頃に一目惚れしたヒロインを奪取する機会を虎視眈々と狙い、自己研鑽を惜しまない一途な男。
    ヒロインは絶世美女で頭も良く、機転がきき、冷静さもある。心の声がウザくさえなければって感じでした。
    うーん、全体を通すと前世の記憶設定や乙ゲー設定もはっきり言って活かせてないと思います。
    値段が高いせいもあって余計にそう感じました。
  • 伯爵と呼ばれた男

    高口里純

    名作!
    ネタバレ
    2022年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 20~30年代アメリカ、ハリウッドの光と影の狭間で退廃的でありミステリーな伯爵が、時にシリアスに、時にコミカルに事件を解決に導いたり煙に巻く。
    後半に進むにつれ、伯爵が売人になった経緯や隻眼になった理由が明らかに。
    エピソード毎の悲哀が堪りません。
    連載されていたころは、BLという言葉も無かったし、LGBTという言葉もなかった。
    伯爵は女好きですが、性的にはどっちもOK。
    いやぁ、耽美面は薄いですが雰囲気がすごく良いです。
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