このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さん。オメガバースということで単話1話からずっと単行本化されることを待っていました。念願叶い一冊になりました!
天星くんが好き。でも二次性別に嫌悪を抱く彼に気持ちを伝えることができないレイくん。運命の番であり大好きな天星くんと番・結婚となったけれど、天星くんの愛を感じない‥新婚三ヶ月なのに‥そんなレイくんが取った手段が、番の解消と天星くんとの離婚──運命の番でも薬で番解消ができる世界のお話。レイくんサイドでお話が進んで行きますが、途中天星くん主体のストーリーがあり、それまであまりレイくんを省みない風体の天星くんがどんな風にレイくんへの思いを募らせているのかも読めます。レイくんがめちゃめちゃかわいいです。言わなくても伝わっていると勘違いしている天星くん、がんばって!
気持ちは伝えないと判らない、好きなら声に出さないと相手は判らない、伝える大切さを描いていてくれます。
単話では2部がスタートしているので単行本も続刊がされると期待しています。次はお子さまかな‥楽しみです。