あてない処に君あらば
」のレビュー

あてない処に君あらば

ほど

番外編まで

ネタバレ
2023年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んで欲しいかな。
雑誌で飛び飛びで読んでいて、コミックスになりちょっと放置していたら番外編が出ました(笑)
番外編は、「あのとき」の高嶋のアンサーみたいなものなので、本編とセットで読むことをオススメします。
答えを引き延ばしてしたら、亡くなってしまった。もう返してあげることはできない。待たせて待たせて、いなくなってしまった。それは恋ではなかったかもしれないけど、心の澱となって。そんなとき、ゲイの後輩佐伯に告白される。ワンコみたいで素直でいい奴。
自分の心の所在が定まらない中で、一線引こうとしたら、佐伯は追いかけてくる。離さないと。何度でも言うと。
亡くなった友人の夢をみて仏壇に手を合わせにいき、区切りをつける。
佐伯がいてよかった。佐伯は温かい人で朗らかなのに強い意思をもっている。好きな人に幸せでいて欲しい。
当事者になって喜びを感じる。
ちょっと切なくてあったかいお話です。エチは2回くらいあります。相手を想う心のつながりが焦点の作品です。
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