このレビューはネタバレを含みます▼
金子作品大好きだけど、たまに極端にイヤ～ってなる作品があります(泣)。
遠野が尊敬する男が亡くなってその娘亜紀も憔悴していて。会社では遠野と亜紀もその関係からか仲が良く？て、亜紀の父親が亡くなった事により亜紀から内に秘めていた遠野への愛を告白し、結婚前に今夜だけ抱いてと遠野を誘うとまさかの遠野も受け入れて？！。
しかもホテルに入る所を青に見られていて。
翌日青に呼びたされた遠野は問いただされて浮気を認めたが。
青は碧には告げず墓場まで持っていけと遠野に諭し、帰宅して碧には真相を話さなかったが、その時の遠野の心のつぶやきには吐き気がした。
｢やらなくても俺は後悔しただろう…｣って言ってたけど、なんで？！、意味がわからん。
亜紀に対してそんなに心が揺れたの？。別に碧を嫌いではないし、青と碧(双生児)とはソウルメイトなのに、なんでこんな事で亜紀にふらっと揺れた？！。
後述でも分かるけど、遠野という男は何事にも真剣に取り組むので軽い気持ちで一度だけという事はしないと周りは知っているくらいだから余計に今回の一度だけ浮気の意味が理解出来なかった。
亜紀の父親を尊敬し過ぎて亜紀が愛おしくなったの？。
帰宅後、後ろめたさから碧にビクビクしたり溺愛娘のさくらを抱きしめて｢パパと結婚してくれるんだよな～？｣とか言ってたけどそんなに溺愛してるなら他の小娘と浮気なんかするなよ！って思ったけどな。
その後も遠野はその上司や親友の青の死などでうつ病になり妻の碧と不仲になるけれど、碧の方が何倍も辛い思いをしていたのに、言い方悪いけれどうつ病になったからって勝手に自分だけが被害者のような振る舞い。碧は今までの浮気も含めていろいろ考えて遠野のために別居までしたのに、読んでいて遠野のって昔はこんなメンタル弱い男だったか？！と読んでいてイライラしっぱなしでした。
そして碧のお陰でなんとか徐々に回復してきたけれど、碧こそ遠野を見捨てても良かったんでは？とまで思えました。
なんか見損なったよ。
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