25時、赤坂で
」のレビュー

25時、赤坂で

夏野寛子

出会えてよかった

2023年3月13日
透明感溢れる絵と綺麗なコマ割りで、説明しすぎないのにじーんと響く心情描写が美しい。メイン2人を中心に、キャラクターそれぞれにしっかり自我があってBLや受け攻めの枠に収まらない人間関係を丁寧に描ききっている。個々の掛け合いや展開もテンポが良いので、最新巻までストレスなく一気読みできてしまいました。
芝居という題材に対してすごく誠実なのも好き。『昼のゆめ』全編がっつり観てみたいし、佐久間さんや山瀬さんの演技ももっと知りたい。「この漫画の世界線に行きたい!」って切実に思うけど、読者として役者たる彼らの裏側を見られるこっちの世界線も捨て難い幸せなジレンマがあります。
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