無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~
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無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~

えとうヨナ/あーもんど/あんべよしろう

垂れ流しってなんこう…もっと言い方は…

ネタバレ
2023年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ シンデレラストーリーのふわっとファンタジーです。
(タイトル通りなんだろうなっていう)

良いところは悪役が姉一本で、他は父親ですら今までフォローできなかったという悪くはないけど無能な人々という割り切った部分。ある意味驚きました。
その分トラウマ的に自己肯定感が低いので、1巻の段階では俺つえーではないところです。ちょっとやりすぎなくらい卑屈です。(乗ってる馬車が燃えても逃げることなく嘆くほど)

気になるところは、ナーロッパ風で、気が利いてるようでそうじゃない会話や、よくある名前の中コレットという人物が男性だったり(女性の兵士だと思って助かるシーンだけでも見たくて購入して落胆しました)、大きな隙間のあるガーデンテーブルにティーセットが使われたり、王族の食事風景が狭いテーブルで談話しながらというちょっと庶民的であったり、ゆる不思議なシーンが見られているところです。

逆に悲劇的になり過ぎないのでゆるっと読みたい人にはちょうど良いかもしれません。
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