桜姫華伝
」のレビュー

桜姫華伝

種村有菜

運命に立ち向かう儚くも美しい桜姫

ネタバレ
2023年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公桜は普通の人間として生まれてきた筈が実はかぐや姫の孫で妖狐を秘剣血桜で倒せる唯一の存在、桜姫。だけど運命を示す名字が滅と許嫁の青葉が知り、やはり姫は倒さなくてはいけない、、と命を狙い、桜の胸を矢で貫いた。

でも本当は許嫁の青葉は王良新王で、国を守らなくてはいけない、皇族の人で、桜を小さい頃から影から隠れ、ずっと見守り続け、ずっと心に想って居た想い人を国の為に、民の為に、平和の為にと皇族とゆう立場で好きな人を殺さなくてはいけないってどんな気持ちだろう、、本当は好きで好きで仕方ないのに、、って胸が締めつけられました。

そして桜は不老不死だとゆう。
青葉が毒蛇に噛まれそうなのを庇い、自分が噛まれるが、青葉を心配させない為に私なら不老不死だから。と簡単に言うが、本当は簡単に傷など治らなく、何時間ももがき苦しみ、普通の人なら痛さで死ぬくらい辛い思いをしてる桜を見た青葉が心を痛ませ、桜に対する想いを隠せなくなり、桜を守ると決心する。

また運命なのかなんなのか、青葉の名字は生きる、生まれるの生で桜の名字の滅と青葉の生この伏線回収が出来たのは最終回だった、、

桜の周りの人達は確かに桜の名字通り滅して逝ったけど、誰も桜を恨んでは居なかった、、
朝霧の逝ってしまうシーンは朝霧が妖狐化してると知らずに刺してしまい、桜が放心状態だったのを朝霧が最後にニコっと笑い、消えてく朝霧を見て桜が涙を流すシーンと青葉が逝ってしまうシーンは何度見ても泣ける、、

桜が運命に立ち向かう姿は本当に泣けるし、不老不死の最後の結末も泣ける。

本当に素晴らしい作品だったと思います。
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