火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています
」のレビュー

火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています

浅木伊都/SNC

片眼の火神

ネタバレ
2023年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高位の火神で物作りの神の屋敷や蔵は、玉石混淆の物達で溢れ返って居る。蝶の耳を持つヒロインは、物の「物語」を聴きながら探し物や、掃除を手伝いつつ、火神と仲を深めて行く。
「呪い」と言う罰?の前後の真相は、神話の天照とスサノオを彷彿とさせ面白かった。(火神は、スサノオ×カグツチ÷2、みたいだなと思った)
もし続きがあるなら、天照と火神の仲直りも読みたいな。
神話周辺でもスサノオは大祓詞の祓戸大神だし、シスコン(天照を慕ってる)だし、天照はスサノオを庇おうとして居たし。出雲では姫と民を救う英雄だし。天照とスサノオ仲直りifが読みたい(強欲)。

こう書くと堅苦しい和風ファンタジーの様ですが、ちゃんと面白いです。主人公の義姉は自業自得で水神周辺から所謂ざまぁ展開でスッキリ。猩々達の動向も良かった!
義母はタチの悪い術を持つ性格の悪い術者と言う最悪の組み合わせだったので、彼が誑かされた所はハラハラでした。もし続きが読めるなら、義母の明確なギャフンと実父も誑かされてた?真相が知りたい。勿論火神夫婦の浄めの物語や、蝶の耳による物の物語も面白そう。読みたいな。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!