おぉー、山男警察官！よき！

恋人に全財産を持ち逃げされ、自暴自棄になり軽装で山に登り滑落しそうになったところを藤に助けてもらった綺來。
テントの中で関係を持ちそれっきりのはずだったのに、綺來はなにか運命的なものを感じ、藤を追って片田舎に移住してきます。
けれど警官の藤はそんな綺來を冷たく突き放し距離をおこうとします。拒否されてもどこか優しさを感じる藤に、綺來はグイグイと積極的に会いに行きます。
藤にはどうしもようもない過去があり、ビっチ風な綺來のどこまでも純粋な部分に惹かれ甘えてしまいそうな自分が許せないだけで、本当は綺來を大切に思っているところで、事故が発生し藤は…。
無駄なセリフや背景がなく、けれどよく描かれた表情と人物と背景で説得力ある物語に仕上がっています。
筋書きがしっかりとして涙ホロリとでき、キャラがしっかりと設定されていて藤のオスな肉体と綺來の純粋な心を堪能でき、そしてBLの修正甘々なエチと、全てにおいて花丸な良質な作品です。