~贄姫と獣の王 スピンオフ~ 白兎と獣の王子
」のレビュー

~贄姫と獣の王 スピンオフ~ 白兎と獣の王子

友藤結

前作完結から12年後のお話との事。

ネタバレ
2023年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きだった『贄姫と獣の王』の二人の息子、その王子の修行旅、冒険譚。
作家さまの善とか悪、正義とか愛って思想がハッキリしていて、気持ちのいい作品です。『聖巫女の守護者』など他の作品でも思いましたが、作家さまの言葉選びが、登場人物のセリフに乗せた時にスパンと心に響く感じです。
前作のモブキャラ「キュク・ロブス」爬虫族の姫「アミト」さん、王妃親衛隊長「ラントベルト」たちにもまた会えて、又この世界を堪能できて、なんだかとっても幸せです。
【2巻読了】今作の主要な登場人物、白兎の「ラヴィ」の過去、旅の目的などが明らかになってきます。すっごく面白いです💗
【4巻読了】4巻を読みながら予想はしてしまいました。オズマルゴの王さまの長年の念願だった「魔族の国(オズマルゴ)」と「人間の国(ヨアナ)」との双国和睦という目標。その最終調印が七日後に迫る中、この物語はもう、あまり長くはないのだろうな、終わってしまうのだろうな・・・と。
最終ページ、次号予告で5巻完結になる事を知ってしまいました😓
全ての出来事が山場でドキドキ。24年の初夏を待ち侘びます。
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