このレビューはネタバレを含みます▼
崖っぷち小説家のヒロインが女性用風俗に行ったら、そこに現れたセラピストは先日から雇っている家政夫の美青年だったというなかなかの衝撃的展開から始まる物語。大人のままならない日常と心情がリアルに描かれていて、ぐっと引き込まれる感じです。
私的には、昼は家政夫で夜はセラピストというなんともミステリアスな美青年、金城が漂わせる「ミルクの匂い」がすごく気になっていてついつい想像してしまいます。ほっとできて温もりのあるホットミルクっぽい感じかな〜、なんて。
まだ物語の序盤で、金城の人物像と人間性が明確ではないのですが、 何か秘密とかを抱えていないただの素直な良い子であることを切に願っております。悪い子は、「煙草の匂い」の元カレ東雲だけでお腹いっぱいなので!