このレビューはネタバレを含みます▼
よくある吸血鬼ものか…。とあなどって読んだ私を許して。
二人の間の静かで強い愛情が、ほんとに口づけ1つもないけれど、こんなに胸をうつなんて。最期はもう涙と鼻水で顔が花粉症でもないのにグシャグシャになってしまった。
作者さんはこれがデビュー作とか。凄い。
何故、忠雪が吸血体質に急になってしまったのかとか色々謎な部分はあるのですが、余分な部分がなくてもふたりの強い絆が丁寧に描かれているので不満はなかったかな。
物語はこれで終わりなのはわかっているけど、もう少し違う視点で違う時間軸で彼らの話を読んでみたいと思った。