このレビューはネタバレを含みます▼
pixivでは何度も何度も(それこそ20回以上)読み返していて、そのたびに「はあ……」と感嘆のため息をつく作品。みのり先生はいくつかpixivに作品を投稿していらっしゃいますが、その中でもグン抜いて大好きです。
攻めの陽くんはハンサムで優男。作中では「無意識に人をたらしてる」と言われていますが、その中でも受けの雪斗くんには特別な扱いをしていたのだと思っています(本人も「昔から好きだった」と後から気づいたように述べていますし)。陽くん本人は気が付いていないけれど、心の中にはきちんと"雪斗くんへの恋"が芽生えているから、(仮だけど)恋人になれるし独占欲がある。一方で雪斗くんは片思いを知られたくないから、前述したような陽くんの行動が嬉しいけど苦しい。
陽くんは雪斗くんを腕の中に収めておきたくて、雪斗くんは陽くんを遠くから見つめていたい。
そのすれ違いが大きくなっていって、それからすれ違いを解消して、念願の仲良しこよしするまで、ずーーーっとキュンキュンしっぱなしです。ようはストーリー全てにおいてキュンキュンしています。
みのり先生はキャラクターの「感情の揺れ」の描写をストーリーの中で描くのがすごく上手だと思っています。感情移入しやすく、共感しやすいのです。そして2人の気持ちがわかるからこそ、応援したくなる。そして応援した先にあるものが「2人の幸せ」だから、この作品が愛おしいと思えるのです。
良きサポーターである翔太くんや、店長さんも良い人。むろん好きでしかない。翔太くんの続編も待ってます。もちろん陽くんと雪斗くんの続編も……!!
みなさん、みのり先生のTwitter、pixivではここに収録されていない2人も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。