このレビューはネタバレを含みます▼
多賀タイラ先生といえば「ヤンキーの津田くんは生徒指導の増田先生と仲が悪い」以来のファンで既刊作品はほぼ購入してしまったほど。
その多賀先生の作品で、未購入の本作を発見。女性マンガでレビューなし…でも、若手戦隊ヒーローものの俳優、コマシュンこと狛津の顔がいいな…とポチり。
ストーリーは、元戦隊ヒーロー役者で落ち目を指摘された池谷(いけたに)(37)が、ジムに行ったら、なぜかコマシュンがいて、やたらに池谷に構ってトレーニングに付き合ってくれるんだが…?
というもの。
素直に読めばいいのだ、と思いつつ、コマシュンの回想シーンとか、池谷の言葉に顔を赤らめたり、血相変えたりする表情を見てると「…これ、フラグ?何なら池谷の顔も顔赤らめているような…」と、多賀先生が描いてるからか、胸騒ぎが止まらない。ついコマとコマの間を深読みしてしまう。
タグも、「ヒューマンドラマ」の次に「年下○」とか「下剋上」とうっすら見えるような…BL作家さんの描く一般作品を普通に読めない病なので、ついアレコレ想像してしまいました!いやいや、ちゃんとたるんでいた池谷に変化が起きるヒューマンドラマですよ!
コマシュンのぐいぐい迫る姿とホワンとした池谷が可愛いく、この2人、ずーっとニヨニヨ見ていたい。多賀先生らしいコミカルな会話と展開も良き。個人的に4頁4コマ目のポテチの袋のポテトの焦り顔がツボ。総35頁