噛み痕とフローライト
」のレビュー

噛み痕とフローライト

柳瀬せの

新鮮な吸血鬼BL

ネタバレ
2023年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第二次世界対戦から150年経過した世界で、通りすがりの不審者に出会っちゃったことを切欠に瀕死になり、吸血鬼に変容する前の「タンク」という存在になってしまった陽(はる)。瀕死の陽を助け、タンクにした半純血の吸血鬼・秋人とのお話ですが…吸血鬼ネタなのに純血の吸血鬼は絶滅している(だから多分始祖とかも居ないかな?)し、件の最後の純血の吸血鬼は寿命で亡くなったとか、吸血鬼も寿命があるんだ!とか…タンクは吸血鬼にとってご馳走とか…ネタが個人的に凄く面白かったです!
陽も前向きで明るく、わけわからないまま瀕死になって目覚めたら「お前もうすぐ吸血鬼になる、吸血鬼になる前の状態"タンク"は吸血鬼にとってご馳走だから気を付けな」って言われて実際に、味方側の吸血鬼たちに襲われかけるし…なのにすぐに切り替えて、のちに吸血鬼になるなら今を楽しまなきゃ!とか、実際に自身も吸血鬼にされた秋人がビックリするほど底無しの陽キャ…実は施設育ちというのも理由の一つですが、段々引かれあってパートナーになる最後までとにかくコミカルありシリアスありエッチありと、最終ページまで楽しませてもらいました!
面白かったのですが…面白くてこれからもっと面白くなるじゃん?!って所で終る(ゆっくり吸血鬼になってるので陽は最後までタンクのまま)ので…続きは?!!!ってなり筆を執りました…

先生の作品はどれも面白くてニヨニヨしてしまうので新刊嬉しいです!今連載中の2作品もどーなるのか、楽しみです!ご馳走さまでした〜!
いいねしたユーザ10人
レビューをシェアしよう!