悪役令嬢の中の人
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悪役令嬢の中の人

まきぶろ/紫真依

悪役令嬢の復讐劇

ネタバレ
2023年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、賛否の別れる復讐劇ですね。
主人公である悪役令嬢レミリアは一度は転生者のエミに身体を支配されますが、それが良い方に転びます。
ただ、そのエミが周りから裏切られ絶望し眠りに就いた時、本来のレミリアが身体を取り戻し、エミを陥れた者達に復讐する、そういうお話です。
コミック版を読んで続きが気になったので購入。
本来のピナがレミリアと同じ状態だとしたら、てのも気になってましたが、それも確認出来ました。
本編も短く、よくこれで纏められたな、てぐらいに内容としては詰まってるように思います。番外編は視点が変わって補完?されてるような感じですね。
本編がレミリアの主観で進んで行くので少し取っ付き難いかも。
その場合はコミック版を読むと良いと思います。コミック版は表情が秀逸だと、個人的には思います。特に悪い笑顔と薄汚い笑顔が(笑)
そして本編の復讐劇ですが、これは最後、かなりえげつない状態になります。
エミを陥れた張本人が大変なことになります。作中でレミリアがそうなるように仕向けていく事を示唆してますし。
なので、そういうえげつないのが苦手な人は本編最後のパーティーで「あ、これで復讐は成ったな」と思ったらそこで読むのを止めて、後は番外編にワープすることをお勧めします(^_^;)
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