信長ストラグル -戦国炎舞外伝-
」のレビュー

信長ストラグル -戦国炎舞外伝-

MAGNA/サムザップ

設定は面白い

ネタバレ
2023年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 信長関連の創作は、転生やファンタジー、魔王から女体化まで何でもありで、何を読んでも目新しさはないと思っていましたが、本能寺で討たれた信長の魂が分裂して過去の戦国武将達に憑依し、未来の記憶と経験を持った転生信長達を、若き信長が倒していくストーリーは斬新で面白いと思いました。
ただ、若き信長の武将(美女)に憑依した信長(初老)が、宿主の感情に影響され、若い自分を好きな設定は…
若き信長が、転生信長の助言を軽んずるのは、狙っている購買層に向けてと理解しますが、その戦法が気迫と特攻、浮力を無視した城の川流しだったり、信長軍の情に絆された敵方最強の武将が、自分を騙して裏切った秀吉の為に死んでいくという、ご都合主義だったのは残念でした。
相手国を滅ぼす為にスパイに行き、命を救われておきながら懐へ入り込み、隠し武器庫の場所(最重要軍事機密)を聞き出して、乾坤一擲の暗殺計画をブチ壊す。
最高のスパイであり、最低最悪の人間です(苦笑)
そんな人間が、好きな女を命懸けで助けにいったと聞かされても、身勝手な○○野郎としか思えませんでした。
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