ヨイ×ノリ 【上下巻セット】
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ヨイ×ノリ 【上下巻セット】

高城リョウ

ヨイ×ノリってそういうこと〜

ネタバレ
2023年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。こちらは上下巻セットになったもので、上巻1〜5話+描き下ろし、下巻6〜10話+描き下ろしの内容が収録されて合計360ページ。上下巻別々に購入しても同じ金額のようですが、上下巻セットだとクーポンとか1枚の消費だけで済むので、どうせ上下巻買うならセットのこちらをぜひ。さて本作品は10年来の幼馴染である貴利、三鳥、旭のお話なんですが、あくまでメインになるのは貴利×旭。三鳥は三角関係の一部を成してはいますが、あまり登場しないし良いスパイスくらいの存在かなと。貴利×旭は、高城先生お得意のちょっとSっ気のある黒髪クールなイケメンスパダリ攻めと、ちゃんと男らしさが残る強気だけど健気な受けの最強属性でした。この属性、高城先生の作品の鉄板なんですけど、個人的にすんごい好みで何作読んでも全然飽きがこないんですよね。属性が好みなだけでなく、お酒に酔った末のすれ違いや勘違いも上手いというか。タイトルの「ヨイ×ノリ」ってそういうことかぁ〜と納得。元々三鳥を取り合っていがみ合っていた二人なので、最初は貴利→旭のアタリが強くてすごい旭が気の毒なんですが、だからこそ気持ちを自覚した後の貴利とのギャップにやられました。旭の方も、普段はギャンギャンうるさい系ですが実は器が大きくて健気というギャップが良かったです。三鳥と勘違いされているということに傷付いたり、一緒に夕飯食べれると喜んだり。貴利のことで一喜一憂する旭にガッツリ感情移入できます。三鳥と夷子さんも気になりますが、貴利と旭のその後ももっと見てみたいな〜。
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