このレビューはネタバレを含みます▼
滝くんがあまりにも不憫です。
上巻の柴田&春人は切なくも悲しい。柴田を守りたい傷つけたくないという春人が選んだのは死。号泣でした。爆弾級のトラウマ、滝くんが好きになってもずっとずっと冷たい態度のくせに、身体は許すし突き放さず。でもどんどん柴田は滝くんのことを大事に思えてくる。上巻はとても良かった。
そして下巻。
いつかは滝くんのことを心底好きになるだろう、とりあえずは隣で笑っていてくれるしなーでエンドかと思いきや、何なんだろうあのエピローグの「送り火」。
幽霊にしてまで春人出してくることなくないかな?
柴田と幽霊の春人と滝くん3人で過ごす1日。
切なく見つめる滝くんが不憫でならない。優しすぎです。春人が消えたあとその日のことを柴田は覚えてないけど滝くんはしっかり覚えてて、来年も来いよとか言ってる。なんじゃこりゃ。生き別れより死に別れが厄介なんだよー。す
ラブラブの鬼頭と吉野は健在でそれは本当にしあわせな気持ちになった。
でも私にはこちらのスピンオフは最後のエピローグが酷すぎて無理でした。
それさえなければ★5。読み返しはない。