BARBARITIES
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BARBARITIES

鈴木ツタ

絵が素敵!後日談というかスピンオフ希望!

ネタバレ
2023年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻が無料だった時に試しに読んだ時はそれほどかなと思ったのですが、絵が好みだったので2巻を購入。そこで、メインCPではない、隣国の次期国王のルイスと奴隷で臣下のジルのCPの沼に落ちて最終巻まで一気に買ってしまいました。(余談ですが、久々に理想の受けに出会いました…それだけでも星10くらい献上したいです/笑)BLなのでアダムとジョエルがうまくいくのは全く心配していなかった反面、ジルとルイスの方はやっていることはやってるのに、色々不穏な感じで最終巻までハラハラしっぱなしでした。この二人については、バッドエンドではないけど…みたいな終わり方で、正直残念な部分はありましたが、ジルの過去の重さとルイスのこの先の立場を考えると、この時点ではこれが精一杯なのかな、とも思ったり。少なくともしばらくは結ばれない両片思い的な感じになりそうですが、ぜひ数年後にかけてのスピンオフまたは軽い後日談的なのを、二人がラブラブなのを見たいです!アダムとジョエルは二人とも魅力的な人たちなんですけれども、私の中では萌え度が上がり切りませんでした。ジルとルイスに萌えを取られ過ぎてしまった?!というのは冗談ですが、ジョエルはいい人すぎて、アダムは博愛主義というのがいまいちうーんという感じがして、どちらにも感情移入しにくかったのが要因かもしれません。とはいえ、アダムをはじめとして、絵に何度も見惚れました!また、魅力的な登場人物ばかりで、読んでいて楽しかったです。素敵な作品なのに、タイトルが分かりにくい(野蛮とか蛮行という意味のようです)のと、表紙がもったいないなぁと思いました。各巻のカラーの扉絵(?)の方がより人目を引いたんじゃないかなぁと。4巻までに盛り込めなかった世界観や背景についてはぜひスピンオフでお願いします!(大事なことなのでもう一度)
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