お客と過ごす優しい時間





2023年4月2日
フルカラー47ページ。
眼鏡の青年の部屋を、太陽系の惑星(最初の話は、地球の衛星である月)から来た子供が訪れる話。
同一形式のショートが続いて行く、おだやかで優しい、夜眠る前に読む絵本のような雰囲気です。
稲垣足穂の『一千一秒物語』を意識しているとは思いますが、受ける印象は逆です。タルホの、硬質さや金属的冷ややかさや乾いた感覚の代わりに、柔らかく温かみがありしっとりしている印象。
自分の趣味としては、毒っ気もシュールさも無いこの作品は少々物足りなさもありますが、たまにはただ優しい時間が流れる、そんなのも悪くないと思うので、おまけの星4つ。
眼鏡の青年の部屋を、太陽系の惑星(最初の話は、地球の衛星である月)から来た子供が訪れる話。
同一形式のショートが続いて行く、おだやかで優しい、夜眠る前に読む絵本のような雰囲気です。
稲垣足穂の『一千一秒物語』を意識しているとは思いますが、受ける印象は逆です。タルホの、硬質さや金属的冷ややかさや乾いた感覚の代わりに、柔らかく温かみがありしっとりしている印象。
自分の趣味としては、毒っ気もシュールさも無いこの作品は少々物足りなさもありますが、たまにはただ優しい時間が流れる、そんなのも悪くないと思うので、おまけの星4つ。

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salmon さん
(女性/50代) 総レビュー数:2126件