魔女狩りの贖罪の旅をダークファンタジーで





2023年4月2日
1巻217、2巻237ページ。
実在の魔女狩り処刑人、ピエール・ド・ランクルをモデルとした物語。多くの女性を魔女として処刑したピエールの、魔女の呪いによる贖罪の旅を、ダークな短話連作で。こういう魔女狩り系のを見ると、当時の教会にある「女は男を誘惑する悪魔」的思想に対して、自分の修行がなってないのを女のせいにしちゃってやーねー、という気分になります。
各エピソード、救いの無い感じのが多くて好みでした。ピエールの罪はあまりにも重く、許されてはならない罪だと思うので。魔女マリーとの関係性、ピエールの過去、いろいろと良かったです。
ピエールとウォルターの関係性だけがなんとなく腑に落ちないため星マイナスですが、面白かったです。
1巻収録の第3話が特に好みで、生まれ変わってもなお忘れられない激しい怒りの正体に涙しました。
2巻収録の第8話も良かった。狂気に陥るほどの、父親の娘への親子愛が切ない。
実在の魔女狩り処刑人、ピエール・ド・ランクルをモデルとした物語。多くの女性を魔女として処刑したピエールの、魔女の呪いによる贖罪の旅を、ダークな短話連作で。こういう魔女狩り系のを見ると、当時の教会にある「女は男を誘惑する悪魔」的思想に対して、自分の修行がなってないのを女のせいにしちゃってやーねー、という気分になります。
各エピソード、救いの無い感じのが多くて好みでした。ピエールの罪はあまりにも重く、許されてはならない罪だと思うので。魔女マリーとの関係性、ピエールの過去、いろいろと良かったです。
ピエールとウォルターの関係性だけがなんとなく腑に落ちないため星マイナスですが、面白かったです。
1巻収録の第3話が特に好みで、生まれ変わってもなお忘れられない激しい怒りの正体に涙しました。
2巻収録の第8話も良かった。狂気に陥るほどの、父親の娘への親子愛が切ない。

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salmon さん
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