閨飾り ‐アルファ王は踊り子に恋慕する‐【特典付き】【イラスト入り】
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閨飾り ‐アルファ王は踊り子に恋慕する‐【特典付き】【イラスト入り】

高月紅葉/笠井あゆみ

隙の無い溺愛攻め王様!

ネタバレ
2023年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 兎に角、攻めの王様が溺愛攻めの教科書に載せたいような人物!!!
「君がいないと夜も眠れない生きていけない!」と言葉にして言うタイプの誠実で情熱的でちょっと策略家?な攻めです。
一座のナンバーワン踊り子である受けジニアを見初め、身分を隠してデートを重ねて身体重ねます(笑)そして受けをβからΩへ覚醒させます。(攻めは最初から直感で受けをΩと分かっていた様子)
そして別で進んでいた婚約も破棄して、受けを迎えに来ます。
運命の番で一目惚れなのかな?という感じ。 一方の受けですが、美人で踊り子で腕っ節も強く、なのに粗暴な所もなく明るく聡い子です。ただ、幼い頃に母親と生き別れ、貴族の愛人だった母親が捨てられ病んでいった過去が根深くトラウマになってます。
愛はいつか醒める、身分違いは悲恋を産む、自分のせいで攻めの王様は批判されるのでは…などなど悩みは尽きず、営み後の翌朝そっと姿を消す…みたいな子です。

あとタイトルにもなっている「閨飾りのオメガ」とは、客の寝室に座してオメガのフェロモンを媚薬代わりに嗅がせ客カップルがエチする…という一座の裏稼業(?)で、受けが実際に体を売ってるとかでは無いので御安心を! 受けの周囲の人も割とみんな良い人で、受けに懐きまくりの若干拗らせた面倒臭い弟分はいますが、一座時代も王国へ来てからもいびられたり辛い描写はほぼありません!
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