このレビューはネタバレを含みます▼
今いる世界から抜け出したいと心から願って、若さから湧き起こる色々な欲を諦め、勝ち目のある欲一つに絞り、そのエネルギーで走り抜けた自覚があります。子どもながらに賭けに出た時の、脳が焼き溶けるような熱い感覚と、どこまでも見通せるような冷静な意識。「あぁ刻がおしい」結果はきっと死ぬ瞬間までわからない。
生きる為の最後の手段と信じたけれど、おわりもんに比べたらまだまだ勝ち目が残っていたなぁ。仲間が、化学変化を起こす要素にもなるんだなぁ。
今も人生を賭けたい欲求が、自分の中に確かにある。若さはなくても、知識と経験は武器か?これが自分。一ついのちを燃やした後には清々しい自由がある。これは確か。