このレビューはネタバレを含みます▼
竜神と崇められる山奥に棲む竜・翠×竜神の花嫁に選ばれた星桂。10年に一度、竜神に花嫁を捧げる竜神信仰が根付いている小国で、花嫁に選ばれた天涯孤独の星桂。死を覚悟したが現れた翠は自分を神ではないと言い、星桂に新しい人生を生きるように告げる、切なく優しいファンタジー。とにかく絵が綺麗で丁寧で、お話も作り込まれてて素晴らしい!なにも知らない星桂を見守って導いてくれる翠が穏やかで優しい。不安ばかりだった星桂の表情が変わっていって、このまま優しい時間を過ごせるかと思われたところで明かされる事実が辛い…。切なくて、救いがあるけど寂しさが残って、とても温かくて胸に沁みるお話でした。すごくよかった、泣けました。