殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です 【連載版】
さっちゃん/狭山ひびき/紫藤むらさき
このレビューはネタバレを含みます▼
最新の３巻まで読みました。面白い、とは思うのですが、なんだかなぁーってモヤモヤします。王太子は、元々ヒロインを憎からず思っていたけど国の事情というやつで婚約破棄に踏み切った…ところがどっこい！実はヒロインが本物の聖女だった！傷心？の聖女に寄り添い、優しく接するのイケメンの護衛騎士…ファーマン。なんか初対面なのにヒロインにグイグイ接近してくるんですよね。私から見ると、聖女になった途端にヒロインに贈り物を送ってきて縁を結ぼうとするその他大勢の貴族達と同類にしか見えないのですが。王太子は王太子で、国の威信をかけて「聖女と縁を結び直してこい」と国王に放り出され、恥を忍んで聖女を口説いている裏事情が透けて見えてしまう。この先、どういう方向に転がっていくのか想像すると、私は単純に楽しめるかなぁ…と疑問を感じてしまう作品です。
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