記憶喪失男拾いました ~フェロモン探偵受難の日々~
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記憶喪失男拾いました ~フェロモン探偵受難の日々~

丸木文華/相葉キョウコ

ラブコメかと思いきや探偵業務もしっかり

ネタバレ
2023年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ1・2巻。最初の出逢いから面白そうな雰囲気はありましたが、映=探偵ということは分かっても雪也の正体がラストまで知らされず、「この2人、くっつくんだよね?」と予想しつつも悶々としました。結局、雪也については小出し情報はあるものの1巻ラストまで確定しなくて、超絶気になる存在でした。おかげで「?」を抱きながらアレコレ考えられて楽しかったです。どうでもいいですが、ヤク◯の名前が白松組に対して黒竹会、白に対して黒、松に対して竹、しかも松竹梅で相手が格下設定とかは、遊び心があるなぁと笑いました。『1』では、雪也の正体解明に必要なおまけの探偵業務という感じでしたが、『2』からシリーズ本格始動という感じでした。コメディ寄りのノリで始まった潜入捜査でしたが、イメージと真逆の真相には心が重くなりました。犯人なり真実なりが分かっても誰の心も晴れない…複雑な最後で考えさせられました。
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